ちょっと前のニュースでこのオフシーズンにマーベリックスがFAのデローザンとラウリーを同時に獲得するのでは?というものがありましたが、今回はそれを実現させるためにマブスのキャプスペースがどのくらい必要か?という点に焦点を当てていこうと思います。
まずはマーベリックスの来シーズンのロスターについて確認していきましょう。
hoopshype.comによれば、2021/22シーズンのマブスのチームサラリーは約8,497万ドル。ラグジュアリータックス(チームがNBAに支払わなければいけない贅沢税)が約1憶3,660万ドルに設定されているので、このロスターをキープしたままの状態であと4,000万ドル強を補強に充てることができます。
ラウリーのサラリーがどのくらいになるのかは分かりませんが、恐らく今シーズンの3,050万ドルは下回るものと予想して2,500万ドルくらいでしょうか。
デローザンはprojectspurs.comによると、年間約3,030万ドル程度になるとの予想です。(最低額2,590万ドル、最高額は3,490万ドル)
つまり2人のサラリーを4,000万ドル程度に抑えるのは難しいということです。そうなるとマブスが放出したい選手はポルジンギスになります。
マブスの放出選手候補
ポルジンギス
ポルジンギスは2021/22シーズンのマブスのチームサラリーの20%近くを占めているのと、いまいちチームにフィットしていないので本人のためにもトレードしてあげてほしいです。
ポルジンギスの放出先候補はいろいろ出ていますが、ペリカンズ、キングス、ブレイザーズ、サンダーあたりの名前が挙がっています。
もしペリカンズのロンゾ・ボールとスティーブン・アダムスと交換できたら、マブスの問題点が一気に解消できそうです。ただしロンゾ・ボールにはもっと良いトレード話がありそうなので実現するのはちょっと難しいと思います。
キングスはディアロン・フォックスの相棒にポルジンギスの名前が挙がっています。
ブレイザーズはCJ・マッカラムとのトレード。これはよく目にするやつです。
サンダーは先日のセルティックスとのトレードでホーフォードとモーゼス・ブラウンのビッグマン2人を放出しているのと、キャップスペースに余裕があります。
結局この中だとマブスの指名権をあてにしたサンダーとのトレードが一番可能性がありそうです。
他にトレードされそうな選手
ジョシュ・リチャードソン、マキシ・クリバー、ドワイト・パウエル、ウィリー・コーリー・スタイン、トレイ・バークなどがトレード要員になりそうです。
つまりドンチッチとティム・ハーダウェイJr以外は潜在的にトレード要員になると考えていいようです。ティム・ハーダウェイJrですらトレードされるかもしれません。
そのティム・ハーダウェイJrとキングスのバディ・ヒールドをトレードするという記事を見つけましたが、そのトレード要員にはティム・ハーダウェイJrを軸にジョシュ・リチャードソン、マキシ・クリバーが含まれるというものです。
これはティム・ハーダウェイJrがマブスから出ていくことが決まったらサイン&トレードでヒールドを獲りに行くべきという意味だそうです。
これが成立するとマブスのディフェンスが心配になりますが、オフェンスはさらに脅威になりそうです。
というわけで今回はマーベリックスがデローザンとラウリーを獲得するために必要なキャップスペースと、放出候補になる選手とは?というテーマを書いてきました。
ボールシェアが難しそうですがデローザンとラウリーがまた一緒のチームでプレーする姿を見てみたいですね。
関連するブログのリンクを貼っておきますので興味のある方はどうぞ。
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