クリス・ポールのためにバックスが用意できる3つトレードパッケージ

今回は『NBA Analysis Network』のBrad Berreman氏のタイトル通りの記事を深掘りしていきます。

クリス・ポール(以下CP3)は今シーズンの活躍もあって評価が急上昇しました。実際にオフシーズンにCP3の獲得を噂されるチームは名前が挙がっているだけでも、ウォーリアーズ、シクサーズ、バックスなどの強豪を中心に様々です。

今回は、CP3を獲得して戦力アップを試みたいチームの中からバックスを選んでみました。早速紹介されていたバックスのトレードパッケージを見ていきたいと思います。

ミドルトン放出という選択

  • バックス獲得:クリス・ポール(残り2年8,586万ドル)
  • サンダー獲得:クリス・ミドルトン(残り4年1憶4,600万ドル)、ロビン・ロペス(1年500万ドル)、将来のドラフト1巡目指名権
CP3加入、ミドルトンが抜けた場合の主要選手のサラリー

 

このトレードで一番気になるのは、35歳のCP3のためにミドルトンを放出していいのかということです。次に気になるのはエリック・ブレッドソーの存在です。バックスがCP3を獲得した場合、ブレッドソー放出が既定路線と思われていたためです。

ただ、今シーズンのサンダーのようにCP3を中心にスリーガードを機能させることも期待できるので、ブレッドソーとCP3の共存は充分に考えられます。サラリー的には余裕ができました。

今のポイントガードと別れるという選択

  • バックス獲得:クリス・ポール(残り2年8,586万ドル)
  • サンダー獲得:エリック・ブレッドソー(残り3年5437.5万ドル)、ジョージ・ヒル(残り2年1963.7万ドル)、ドンティ・ディビンチェンゾ(残り3年1,433万ドル)、ロビン・ロペス(1年500万ドル)、将来のドラフト1巡目指名権

このトレードパッケージならミドルトンを残せるので戦力アップしたように感じますが、CP3以外のポイントガードの補強が必要です。ドラフト24位指名権で新人ポイントガードを獲得するか、ベテランミニマム契約で獲得するかという選択を迫られます。

ブレッドソーとヒルを放出するという選択

  • バックス獲得:クリス・ポール(残り2年8,586万ドル)
  • サンダー獲得:エリック・ブレッドソー(残り3年5,437.5万ドル)、ジョージ・ヒル(残り2年1,963.7万ドル)、ロビン・ロペス(1年500万ドル)、Ⅾ・J・ウィルソン(残り2年1,097万ドル)、将来のドラフト1巡目指名権

※前述したチームサラリーと大きな変動がないため同じものを添付しました。

トレードパッケージもディビンチェンゾがウィルソンに変わっただけです。バックスとしてはチームのシステムに慣れているディビンチェンゾを残せるのは大きいのですが、この場合もポイントガードは手薄になるので補強したいところです。

まとめ

個人的にバックスはシクサーズよりはCP3獲得の可能性があるように感じました。

理由はシクサーズよりはチームサラリーに余裕があることと、トレード先のサンダーにしても、コアメンバーがまだ若く、これから数年をかけてじっくり育ててからでも充分に優勝を狙えるチームと認識しているからです。そのためCP3を放出して一時的に戦力が落ちたとしても、将来のチームの補強のためにトレードしてもおかしくないと思ったからです。

今回参考にしたサイトです。↓

https://www.nbaanalysis.net/2020/09/09/bucks-3-trade-packages-to-bring-chris-paul-to-milwaukee/

https://theadmiral50.net/nba/billy-donovan-5season

[itemlink post_id=”1237″]

Translate »