2023/24シーズン中のトレード情報まとめ

2023/24シーズン途中に起きたトレードやFA、契約延長の情報を時系列で記録していきます。選手の今シーズンのサラリーを( )内で表示しています。

2024年2月9日

ペイサーズ↔ウォリアーズのトレード

  • ペイサーズ獲得:コリー・ジョセフ(319万ドル)、2025年2巡目指名権(ホーネッツ経由)、金銭
  • ウォリアーズ獲得:2024年2巡目指名権

ペイサーズはジョセフを解雇し、ジェームズ・ジョンソンと契約しています。

セルティックス↔シクサーズのトレード

  • セルティックス獲得:ジェイデン・スプリンガー(222万ドル)
  • シクサーズ獲得:2024年2巡目指名権

セルティックス↔ブレイザーズのトレード

  • セルティックス獲得:2巡目位指名権(保護付き)
  • ブレイザーズ獲得:ダラノ・バントン(201万ドル)、金銭

キングス↔バックスのトレード

  • キングス獲得:ロビン・ロペス(319万ドル)、金銭
  • バックス獲得:ディミトリオス・アグラバニスの交渉権(2015年2巡目59位、AEKアテネ所属)

ロペスはキングスを解雇し、FA市場に出ますが、ウォリアーズが獲得を検討しているという噂があります。今シーズンはほとんどをベンチで過ごしていましたが、活躍できるチームがあるといいですね。

シクサーズ、ペイサーズ、スパーズの3チーム間トレード

  • シクサーズ獲得:バディ・ヒールド(1,927万ドル←ペイサーズ)
  • ペイサーズ獲得:フルカン・コルクマズ(537万ドル←シクサーズ)、ダグ・マグダーモット(1,375万ドル←スパーズ)、2024年2巡目指名権(←ラプターズ経由)、2029年2巡目指名権(ブレイザーズ経由)、金銭(←シクサーズ)
  • スパーズ獲得:マーカス・モリス(1,711万ドル←シクサーズ)、2029年2巡目指名権(←クリッパーズ)、金銭(←ペイサーズ)

ペイサーズからヒールドがイーストのライバルであるシクサーズにトレードされました。ヒールドは今シーズンが4年契約の最終年ということもあって、ペイサーズは手放すことを決めたようです。ちなみにコルクマズもモリスもそれぞれバイアウトし、FA市場に出ます。

バックス↔シクサーズのトレード

  • バックス獲得:パトリック・べバリー(319万ドル)
  • シクサーズ獲得:キャメロン・ペイン(289万ドル)、2027年2巡目指名権

バックスにべバリーが加入しました。それにしてもべバリーはよく動きます。直近3シーズンで5チームに所属しています。

サンズ、グリズリーズ、ネッツの3チーム間トレード

  • サンズ獲得:ロイス・オニール(950万ドル←ネッツ)、デビッド・ロディ(271万ドル←グリスリーズ)
  • グリズリーズ獲得:2026年1巡目指名権の交換権(←サンズ)、チメジー・メトゥ(234万ドル←サンズ)、渡邊雄太(234万ドル←サンズ)
  • ネッツ獲得:ケイタ・ベイツ・ジョップ(234万ドル←サンズ)、ジョーダン・グッドウィン(192万ドル←サンズ)、ヴァンヤ・マリンコビッチのドラフト権(←グリズリーズ)、将来の2巡目指名権3本(←サンズ)

サンズがネッツから3&Ⅾのロイス・オニールとパワーフォワードのロディを獲得し、5人と2巡目指名権3本、指名権の交換権を出しています。また、このトレードでグリズリーズに移籍したメトゥがウェイブされました。

マーベリックス↔ホーネッツのトレード

  • マーベリックス獲得:PJ・ワシントン(1,684万ドル)、2024年2巡目指名権、2028年2巡目指名権
  • ホーネッツ獲得:グラント・ウィリアムズ(1,240万ドル)、セス・カリー(400万ドル)、2027年1巡目指名権

マブスの補強が止まりません。PJ・ワシントンはPFとしてはサイズ不足ですが、グラント・ウィリアムズと比べると得点力アップが期待できます。対してグラント・ウィリアムズは堅実な仕事が魅力の選手なので欲しがるチームは他にもありそうです。オフシーズンにトレードされるかもしれません。

ネッツ↔ラプターズのトレード

  • ネッツ獲得:デニス・シュルーダー(1,240万ドル)、サデウス・ヤング(800万ドル)
  • ラプターズ獲得:スペンサー・ディンウィディー(2,035万ドル)

ネッツにシュルーダー、ラプターズにディンウィディーがトレードされました。シュルーダーはプレーオフ出場チームへの移籍を個人的に期待していましたが(まだラプターズにも可能性はあるものの)、ネッツに移籍。対してディンウィディーはバイアウトが成立して、その後レイカーズに移籍が決まっています

ニックス↔ピストンズのトレード

  • ニックス獲得:ボヤン・ボグダノビッチ(2,000万ドル)、アレック・バークス(1,048万ドル)
  • ピストンズ獲得:エバン・フォーニエ(1,885万ドル)、マラカイ・フリン(387万ドル)、クエンティン・グライムズ(238万ドル)、ライアン・アーチディアコノ(252万ドル)、将来の2巡目指名権2本、金銭

プレーオフに向けてニックスはボグダノビッチとバークスを獲得。あまり出場機会のなかったフォーニエとトレードできたのも吉と出そうです。一方、グライムズの放出はニューヨークファンにとっては辛い選択となりました。

マーベリックス↔ウィザーズのトレード

  • マーベリックス獲得:ダニエル・ギャフォード(1,240万ドル)
  • ウィザーズ獲得:リション・ホームズ(1,204万ドル)、2024年1巡目指名権(サンダー経由)

マブスがギャフォードを獲得。ホームズと比べるとアップグレードされた印象で、デリック・ライブリーのバックアップまたはリムプロテクターとしてもピック&ロールの対象者としても有能です。放出したサンダーの指名権は25位前後の指名権になると見られており、それほど価値は高くならないことからもマーベリックスにとって放出してもあまり痛くはないでしょう。

サンダー↔ホーネッツのトレード

  • サンダー獲得:ゴードン・ヘイワード(3,150万ドル)
  • ホーネッツ獲得:バシリエ・ミチッチ(772万ドル)、ダービス・ベルターンス(1,700万ドル)、トレ・マン(490万ドル)、2024年2巡目指名権、2025年2巡目指名権、金銭

サンダーがヘイワードを獲得しました。若いチームにプレーオフでの活躍が期待できるベテランが加わったことで非常に良い補強ではないでしょうか。また、契約当初は高いと思ったヘイワードの契約(4年1憶2,000万ドル)も今シーズン限りです。対してミチッチ、ベルターンス、トレ・マンらは来シーズン以降も契約が残っています。

ピストンズ↔シクサーズのトレード

  • ピストンズ獲得:ダニエル・ハウスJr(431万ドル)、2024年2巡目指名権、金銭
  • シクサーズ獲得:2028年2巡目指名権

ダニエル・ハウスJrの放出はシクサーズのサラリーキャップを空けるための動きと見られています。尚、ピストンズはその後彼をウェイブしています。

ラプターズ↔ジャズのトレード

  • ラプターズ獲得:ケリー・オリニク(1,219万ドル)、オチャイ・アバジ(411万ドル)
  • ジャズ獲得:オットー・ポーターJr(630万ドル)、カイラ・ルイスJr(572万ドル)、2024年1巡目指名権

ジャズがオリニクを出したのはオフにFAで無償で出て行かれるのを避けたためだと言われています。今シーズンのオリニクは平均FG成功率56.2%、3PT成功率42.9%の好成績を記録しており、オフには彼を評価するチームがたくさんいるはずです。本人としても母国カナダのチームに加わったわけですから悪いトレードではないでしょう。

2024年2月8日

ウルブズ↔ピストンズのトレード

  • ウルブズ獲得:モンテ・モリス(980万ドル)
  • ピストンズ獲得:トロイ・ブラウンJr(400万ドル)、シェイク・ミルトン(500万ドル)、2030年2巡目指名権

ウルブズはコンリーのバックアップにモリスを獲得しています。今シーズンは大腿四頭筋のケガで6試合のみの出場に限られていますが、プレーオフに間に合えばベンチの得点力アップになるはずです。

ピストンズ↔ジャズのトレード

  • ピストンズ獲得:シモーネ・フォンテッキオ(344万ドル)
  • ジャズ獲得:ケビン・ノックス(214万ドル)、2024年2巡目指名権、ガブリエレ・プロチダの交渉権 ※2022年2巡目36位、現在はアルバ・ベルリンに所属

セルティックス↔グリズリーズのトレード

  • セルティックス獲得:ゼイビア・ティルマン(193万ドル)
  • グリズリーズ獲得:ラマー・スティーブンス(209万ドル)、2027年2巡目指名権(ホークス経由)、2030年2巡目指名権(マーベリックス経由)

セルティックスがフォワードのティルマンをグリズリーズから獲得しました。若干不安があったフロントコートでしたがこれで盤石になったと言っていいでしょう。

2024年2月2日

ロケッツ↔グリズリーズのトレード

  • ロケッツ獲得:スティーブン・アダムス(1,260万ドル)
  • グリズリーズ獲得:ビクター・オラディポ(945万ドル)、2024年2巡目指名権2本、2025年2巡目指名権

ロケッツとグリズリーズの間でトレードが起きました。アダムスとオラディポは2人とも今期ケガの為出場できないので、来期以降を見越したトレードということになります。ロケッツはシェングンのバックアップとしてアダムスを取ったのでしょう。正直2巡目指名権3本なら良いリターンになると思います。アダムスの選手としての価値はもちろんのこと、人間性も彼の魅力のひとつです。若手の多いロケッツにとって非常に良い補強になったのではないでしょうか。逆にグリズリーズはこのトレードでラグジュアリータックスを下回ることができたようです。※その後オラディポはバイアウトが成立しています。

2024年1月24日

ヒート↔ホーネッツのトレード

  • ヒート獲得:テリー・ロジアー(2,320万ドル)
  • ホーネッツ獲得:カイル・ラウリー(2,970万ドル)、2027年1巡目指名権

現時点ではトレード合意という報道ですが、ついにヒートが動きました。ラウリーはプレーオフで輝いてくれそうだったのでちょっともったいない気もしますが、ロジアーは今が全盛期真っ只中なのでポイントガードのアップグレードになることでしょう。

ホーネッツはゴードン・ヘイワードやマイルズ・ブリッジズ、PJ・ワシントンなどをさらに動かす可能性があります。

2024年1月18日

ラプターズ、ペイサーズ、ペリカンズの3チーム間トレード

  • ラプターズ獲得:ブルース・ブラウン(ペイサーズ)、ジョーダン・ヌウォラ(ペイサーズ)、カイラ・ルイスJr(ペリカンズ)、2024年1巡目指名権2本(ペイサーズ)、2026年1巡目指名権(ペイサーズ)※条件付き
  • ペイサーズ獲得:パスカル・シアカム、将来の2巡目指名権2本(ペリカンズ)
  • ペリカンズ獲得:金銭

シアカムがついに動きました。ラプターズはこれで優勝経験者が全員いなくなったわけですが、スコッティ・バーンズや先日加入したPJ・バレットらを中心としたチーム作りに舵を切ることになりました。

ペイサーズはハリバートンとシアカムのオールスターデュオの誕生となります。走力と決定力、そしてサイズのあるシアカムの加入で一気にチーム力がアップしそうです。

ペリカンズがこのトレードに加わった狙いがよく分からなかったのですが、調べてみたらこのトレードで約1,800万ドルほどタックスを回避できることになるようです。

2024年1月14日

ピストンズ↔ウィザーズのトレード

  • ピストンズ獲得:ダニーロ・ガリナリ(819万ドル)、マイク・マスカラ(350万ドル)
  • ウィザーズ獲得:マービン・バグリーⅢ世(1,250万ドル)、アイザイア・リバーズ(183万ドル)、将来の2巡目指名権

ピストンズはガリナリとマスカラを獲得しましたが、2人とも今シーズンで契約が切れるため、来シーズンのキャップスペースに余裕ができました。

対してウィザーズはバグリーを来シーズンも1,250万ドルで保持することになりますが、ギャフォードと併用することもできるので良い補強になったのではないでしょうか。

2023年12月30日

ニックス↔ラプターズのトレード

  • ニックス獲得:OG・アヌノビー(1,864万ドル)、プレシャス・アチウワ(437万ドル)、マラカイ・フリン(387万ドル)
  • ラプターズ獲得:RJ・バレット(2,388万ドル)、イマニュエル・クイックリー(417万ドル)、2024年ドラフ2巡目指名権(ピストンズ経由)

ついにアヌノビーが動きましたが、移籍先はニックスでトレード相手がバレットというのも驚きました。このトレードは両チームにとって足りないところを補ったWIN-WINな印象を受けます。

2023年FA解禁後のNBAトレード・FA情報シーズン開幕前まで

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