今回はトレードデッドラインギリギリのタイミングでの更新となりますが、一番の注目選手でもあるホークスのジョン・コリンズのチームへの貢献度を調べていきたいと思います。
ジョン・コリンズの基本スタッツ ※2021年3月25日現在
今シーズンのコリンズは得点やリバウンドのスタッツは落ちているものの、FG%、3P%などは高い水準を維持しています。
得点とリバウンドの数字が落ちているのは昨シーズンはいなかったカペラやガリナリが加入したことが影響しているものと思われます。ただ個人スタッツは落ちていてもチームの調子は昨シーズンよりも良いので、コリンズの調子が悪いというわけではありません。
コリンズのオンコート/オフコートスタッツ
続いてはコリンズの出場しているときとベンチにいるときのチームスタッツでの比較です。コリンズのオフェンスレーティングに注目すると、かなりチームに貢献していることが分かります。
このデータをさらに深掘りしたシュートエリア別の成功率に注目してみます。
コリンズとホークスのシュートエリア別成功率の比較
上のシュートエリアの写真と見比べながら確認してもらいたいのですが、コリンズのFG%はホークスのチームスタッツをほとんど上回っています。
これはトレイ・ヤングのパスによる影響が大きいはずですが、ミッドレンジやスリーポイントも高い成功率を残しているのはコリンズのシュートの上手さにもよるでしょう。
シュートのタイプ別の試投数と成功率
これはコリンズのシュートのタイプ別の成功率のスタッツです。上からシュート頻度の高い順になっています。
ハイライト映像ばかり観ているとダンクやアリウープを決めている印象のコリンズですが、スリーやミッドレンジなどの距離のあるシュートも高い水準で決めています。
マッチアップした相手のポジション別被シュート成功率
最後にディフェンス面のスタッツを前に調べてことのあるアーロン・ゴードンとブレイク・グリフィンと比べてみました。
コリンズにディフェンスが得意なイメージはあまりないですが、この3人の中では『SFL』=シューティングファール数が多いので、コリンズはファールで相手を止めるタイプのディフェンス傾向にあるようです。
これはコリンズが他の2人と比べてセンターとのマッチアップ回数が多いことが原因だと思います。
また2人と比べてセンター、フォワード、ガードを満遍なくディフェンスしているということもこのスタッツから読み取ることができます。
ここまでジョン・コリンズの今シーズンのスタッツを追ってきましたが、オフェンスでのチームの貢献度が非常に高いことがよく分かりました。
今回のトレードデッドラインでコリンズがトレードされる可能性は低いとの予想がほとんどです。
恐らく今シーズンオフの延長交渉では、前回チームから提示されたとされる9,000万ドルを越す金額になる見込みです。
と、ここまで書いてきましたが明日トレードされる可能性もまだあります。気になって仕方ありませんね。
今回はこれで終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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