ブルックリン・ネッツの2023年のオフシーズンについて

今回はブルックリン・ネッツの2022/23年のシーズンを振り返るとともに、2023年のオフシーズンの動向を探っていこうと思います。

シーズン中の主な出来事と最終成績について

ブルックリン・ネッツはレギュラーシーズンを45勝37敗のイースト6位でプレーオフに進出したものの、そのプレーオフ1回戦ではシクサーズに0勝4敗で敗れ、シーズンを終えました。

成績だけを見ると良いシーズンだったと言えますが、今シーズンは本当にいろいろなことがあり過ぎました。というわけで時系列で振り返っていきましょう。

  1. 11月1日、スティーブ・ナッシュHCの解雇→ジャック・ヴォーンの就任。
  2. アービングが反ユダヤ主義問題で出場停止処分に。
  3. 1月に12連勝。KDのケガでチームに暗雲。アービングがトレードを要求。
  4. 2月6日、カイリー・アービングをトレードでマーベリックスに放出。
  5. 2月9日、ケビン・デュラントを4チーム間トレードでサンズに放出。
  6. ロスターがウィングの選手だらけになる。

と、こんな感じでしょうか。まずはシーズン序盤にヘッドコーチ変更という動き。これも大きかったですが、アービングとKDが共闘すると12連勝を記録するなど、一時は優勝候補筆頭に名前が挙がるほど良い雰囲気でした。

しかし、その後KDがケガで欠場すると状況は一転し、アービングがチームにトレードを要求。そのわずか2日後に電撃的にトレードが成立。直後にKDもトレード・・・。

この2つのトレードによってネッツのロスターはウィンガーだらけになりました。

では続いてトレードの内訳を確認してみましょう。

マーベリックス↔ネッツのトレード(アービングのトレード)

  • マーベリックス獲得:カイリー・アービング、マキーフ・モリス
  • ネッツ獲得:スペンサー・ディンウィディー、ドリアン・フィニー・スミス、2029年1巡目指名権、2027年2巡目指名権、2029年2巡目指名権

サンズ、バックス、ネッツ、ペイサーズの4チーム間トレード(KDのトレード)

  • サンズ獲得:ケビン・デュラント(4,419万ドル)、TJ・ウォーレン(262万ドル)
  • バックス獲得:ジェイ・クラウダー(サンズ・1,018万ドル)
  • ネッツ獲得:ミカル・ブリッジズ(2,010万ドル)、キャメロン・ジョンソン(588万ドル)、2023年1巡目指名権(サンズ)、2025年1巡目指名権(サンズ)、2027年1巡目指名権(サンズ)、2029年1巡目指名権(サンズ)、2028年のドラフト交換権(サンズ)、2028年2巡目指名権(バックス)、2029年2巡目指名権(バックス)
  • ペイサーズ獲得:ジョーダン・ヌウォラ(バックス)、サージ・イバカ(バックス)、ジョージ・ヒル(バックス)、2巡目指名権 x 3(バックス)、金銭

ちょっとごちゃごちゃしてますが、要約するとアービングとKDをトレードして、ミカル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、ディンウィディー、ドリアン・フィニー・スミス、将来の1巡目指名権を5本、2巡目4本獲得しました。

2人のスターを放出したその見返りは本当に素晴らしい内容ですが、特にブリッジズは今後チームのエースになり得る存在ですし、他にも有能な選手と指名権の獲得でチームの将来は非常に明るいです。

しかしロスターにはウィングの選手が溢れたため、このオフはロスターの再構築が急務となります。

2023年シーズンオフの主なウィングの選手と残りの契約年数

出典:HOOPSHYPE
  • ミカル・ブリッジズ(3年)
  • キャメロン・ジョンソン(制限付きFA)
  • ロイス・オニール(1年)
  • ドリアン・フィニー・スミス(2年:最終年プレイヤーオプション)
  • ジョー・ハリス(1年)
  • セス・カリー(今シーズン限り)
  • 渡邊雄太(今シーズン限り)

と、こんな感じです。他にもウィンガーではないかもしれませんが、ベン・シモンズ(残り2シーズン)もいます。

2023年オフの展望

  1. キャメロン・ジョンソンとの契約延長
  2. 2023年ドラフト1巡目21位、22位、2巡目51位指名権
  3. トレード獲得候補について

①のキャメロン・ジョンソンの契約ですが、HOOPSHYPEによれば、4年9,000万ドル相当になるとのことです。

②の指名権はそのまま指名しても良いですし、もちろんトレードも可能です。

③のトレード候補についてはブレイザーズのデイミアン・リラードやホークスのトレイ・ヤングの名前が挙がっています。

ネッツにはポイントガード獲得を報じるメディアが多いようですが、ディンウィディーやベン・シモンズもいます。シモンズはケガの回復具合が気になりますね。彼はほぼ2シーズン稼働していないような状況なので、トレードで放出するにしても相手を見つけるのに苦労しそうです。

と、こんな感じでネッツの2023年オフシーズンの動向を探ってみました。KDとアービングをトレードしたことでシーズン前とは全く違う状況になったわけですが、優勝からは一時後退した感は否めませんが、将来性の高いチームに生まれ変わりました。今後もネッツから目が離せませんね。

今回はこの辺で終わりにします。今回参考にしたサイトと関連するブログのリンクを貼っておきます。最後まで読んで下さってありがとうございました。

https://www.netsdaily.com/2023/4/24/23695511/essay-sean-marks-weighs-rebuilding-competing-brooklyn-nets-roster-in-exit-interview

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