今回はサンダーのジョージ・ヒルをクリッパーズが狙っているというニュースを深掘りしていこうと思います。
クリッパーズはプレイメイキングのできるポイントガードを探しているとのことですが、いま獲得候補そして名前が挙がっているのが、ロンゾ・ボール、テリー・ロジアー、リッキー・ルビオ、ジョージ・ヒルです。
今回はそんな獲得候補の中から、一番現実的に獲得に動きそうなジョージ・ヒルに焦点を当てて、ヒルの今シーズンのスタッツを確認しながら、ヒルがクリッパーズにマッチしそうか探っていこうと思います。
ジョージ・ヒルの基本スタッツ ※2021年3月23日現在
ヒルのここ3シーズンのスタッツを見てみましょう。ここで少し不安になるのはヒルはややケガが多いことです。現在も親指のケガの影響で1月24日以降の試合を欠場しています。
ですのでこのスタッツはケガ前の今シーズンのヒルのスタッツになるわけですが、FG%と3P%はともに高水準であることが分かります。またアシスト数も1試合平均4.1本と昨シーズンを上回っています。
ヒルのオンコート/オフコートスタッツ
このデータは今シーズン、サンダーでヒルが出場しているときとベンチにいるときのスタッツです。まずオフェンスレーティングに注目してみると、ヒルが出場しているときは111.4なのに対して、ベンチにいるときは103.1と、オフェンスにおいてヒルが大きな影響をもたらしていることが分かります。
続いてターンオーバーについてですが、ヒルが出ているときと出ていないときでこちらも大きな影響をもたらしています。
このスタッツはヒルがチームオフェンスに好影響を与える選手であることがよく分かります。
ヒルとクリッパーズのシュートエリア別成功率の比較
上のシュートエリアの写真と照らし合わせて確認してください。そもそもクリッパーズのシュート成功率が非常に高いので、ヒルの成功率の高さがあまり目立たないということに気が付きました。
それでもヒルはペイントエリアやミッドレンジのシュートエリアの成功率がクリッパーズを上回っています。このエリアのシュート成功率が高いヒルの獲得はクリッパーズにとって理にかなっていると言えます。
シュートのタイプ別の試投数と成功率
これはヒルのシュートタイプとその成功率のスタッツです。前述したペイントエリアとミッドレンジのシュート成功率が高いというデータを裏付ける、レイアップとジャンプショットの割合が高いということが分かります。
レイアップが多いということは、それだけリムにアタックする回数が多いということなので、成功率が高いのも事実ですが、それだけコンタクトの回数が増えることからケガのリスクも高くなるでしょう。
ここまでジョージ・ヒルの今シーズンのスタッツを追ってきましたが、ヒルはやはり良い選手だということがよく分かりました。
34歳という年齢で若干ケガが多いのは、獲得する上でリスキーではありますが、今シーズン950万ドル、来シーズン1,000万ドルという契約は決して高くありません。
クリッパーズがヒルの獲得を本当に希望するとしたら、ロンゾ・ボールやテリー・ロジアーよりは少ないトレード材料で獲得できそうです。
ただ相手はあのドラフト指名権コレクターのサンダーなので、足元を見られて高く吹っ掛けられそうです。
今回はこれで終わりにします。次の更新はもう少し早くしたいです。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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