ウェストブルックのニックスへのトレード話を検証してみた

「ウェストブルックがロケッツを出たがっている」そんなニュースが飛び込んできました。

というわけで今回は、そんなウェストブルックを獲得するために動いていると噂されるチームの中から、ニックスが提示できる2つのトレードパッケージという、clutchpoints.comで紹介していた記事を深掘りしていこうと思います。それでは早速いきましょう。

トレードパッケージ1

結論から言えば、ケビン・ノックスと1巡目指名権2本でウェストブルックが獲れるなら、たとえウェストブルックの高額契約を受け取ることになっても良いのではないでしょうか。

ニックスは低迷していても収益が上がっているチームなので、NBAでもスーパースターであるウェストブルックが来たら益々収益が上がることは間違いありません。

ニックス側の視点

もしこのトレードが成立したら、当然ニックスはウェストブルックを中心としたチーム作りに舵を取ることになります。

そうなるとポジティブな面では、ここ数年のニックスに欠けている勝利への強い執着心をウェストブルック加入で補うことができます。それにOKCをずっと引っ張ってきたウェストブルックなら、もしかしたらニックスをプレーオフ争いができるチームに引き上げることができるんじゃないか?と期待してしまいます。

さらにはR・J・バレットやミッチェル・ロビンソン、デニス・スミス・Jrなどの若手選手にとっても良い見本になりますし、昨シーズンのクリス・ポールのようにチームのメンターとしてチームをまとめてくれたら良いですよね。

ネガティブな面はやはりウェストブルックの契約です。試しに彼がこのトレードでニックスに加わった場合のチームサラリーを計算してみます。

トレード1が成立した場合のニックスのチームサラリー
出典:HOOPSHYPE

タックスオーバーしますが、ニックスは他のチームともトレードをするでしょうから問題ありません。むしろウェストブルックの他にもスター選手の獲得を狙えそうな余裕すら伺えます。

トレードパッケージ2

こっちのパッケージの方がロケッツにとっては良い話ですね。逆にニックスにとっては避けたいところです。またこのトレードが成立した場合のチームサラリーを比較してみます。

トレード2が成立した場合のニックスのチームサラリー
出典:HOOPSHYPE

だいぶスッキリしたというか、スリム化に成功した印象を受けます。バレットやニリキナなどを放出するのは痛いですが、ドラフトの当たり年と予想される2021/22シーズンの1巡目指名権を保持したままというのは良いのではないでしょうか。

続いてロケッツ側を見ていきましょう。

ロケッツ側の視点

ロケッツはウェストブルックを動かすことでチームに柔軟性をもたらすことができます。

ハーデンとウェストブルックのデュオはそれだけで魅力的なチームではありますが、やはり2人の共存は難しかったですし、何よりも2人のスーパーマックス契約を抱えたままではチームの補強に着手できません。

特にロケッツの今のシステムには欠かせないP・J・タッカーが契約に不満を持っているという報道もも聞こえてきています。

ロケッツが前に進むためにはウェストブルック放出は止むを得ないはずです。あとは見返りをどれだけ得られるか?ということになります。

トレード1が成立した場合のロケッツのチームサラリー
出典:HOOPSHYPE

だいぶスッキリした印象です。これならハーデンの周りをサポートする選手を数名勧誘できそうです。特に2020年の8位指名権を使ったり、バブル内で問題を起こしてチームから浮いてしまっている印象のダニエル・ハウス・Jrもトレードの駒として使えそうです。

トレード2が成立した場合のロケッツのチームサラリー
出典:HOOPSHYPE

やはりこの2つ目のパッケージの方がロケッツにとってかなり旨味がありますね。

バレットの他にもノックスやニリキナ、2020年8位指名権を獲得できれば、ハーデンで優勝を狙った後にも、数年先にチームを支えてくれるようなフランチャイズプレイヤーを育てることができます。

ハーデンとウェストブルックのデュオは個人的に好きですし、魅力的ではありますが、ロケッツにとってはウェストブルック放出はもはや避けられないところに来ているのではないでしょうか。

まとめ

  • ニックスにウェストブルックが加わるとチームの人気回復や若手選手のレベルアップに繋がる見込みがある。
  • ロケッツもサラリーを圧迫していたウェストブルックがいなくなることで補強に柔軟性が出る。

2人の強力デュオの解体は残念ですが、このトレードは成立した場合、お互いがWIN-WINの関係になると言えるのではないでしょうか?

最近ニックス関連の記事を追いかけてしまっています。ミラクルニックスの頃が好きだったからですかね。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

https://theadmiral50.net/nba/%ef%bd%97estbrook-derozan

https://theadmiral50.net/nba/2020-10-07-pj-nets-nicks

https://theadmiral50.net/nba/2020-11-1-buddy-hield-to-the-knicks

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