カンファレンスセミファイナルで敗れたクリッパーズはドック・リバースとも別れ、チームは大幅な再編に向かうだろうと言われています。
シーズン前まではレナードとジョージのデュオは優勝候補筆頭とも言われ、前評判が高かったクリッパーズですが、最後までかみ合っているとは言えないパフォーマンスでシーズンを終えました。
そんなチームで一番の放出候補とみられているのがポール・ジョージです。ポール・ジョージはプレーオフで深刻なシュートスランプに陥るなど、一貫性に欠けるプレーを見せたせいもあって、ファンの信頼を失いかけています。
今回はそんなポール・ジョージが放出される噂のあるネッツとニックスのトレード案を深掘りしてみます。
ネッツとのトレード案
このトレード案は『bleacherreport.com』からです。
https://bleacherreport.com/articles/2911565-trades-to-rescue-nbas-ringless-stars
クリッパーズ側とネッツ側のメリットを見ていきます。
クリッパーズ側のメリット
このトレードの目玉はルバートで、ポール・ジョージの代わりにスターになる可能性を秘めています。アレンはフロントコートのディフェンスを強化する狙い。ディンウィディーはスターターでもベンチからでもチームにアクセントをつけるだけでなく、ゲームメイクもできるため重宝します。
またクリッパーズはポール・ジョージやマーカス・モリスを獲得するために指名権を大量に放出しているため、1巡名指名権の獲得も希少価値が高いです。
- ポール・ジョージ関連 1巡目指名権2021(マイアミ経由)、2022、2024、2026、2023と2025の1巡目指名権を交換する権利
- マーカス・モリス関連 1巡目位指名権
https://nba.rakuten.co.jp/news/1432
ネッツ側のメリット
ネッツはデュラントとアービングのデュオに3人目のスターを加えるだろうと言われていますが、ポール・ジョージならその希望を叶えることができます。
ポール・ジョージが個人スタッツを追わなくても良いのであれば、かつてのマイアミのビッグスリーの一角、クリス・ボッシュのような役割を受け入れることでチームに貢献できます。
またアービングがボールハンドラーになるため、ポール・ジョージはディフェンスやシュートに集中することができ、サンダー時代のMVP投票3位になったシーズンのような高いシュート成功率を期待することができます。
ニックスとのトレード案
このトレード案は『nbaanalysis.net』の記事からです。
クリッパーズ側のメリット
このトレードの目玉はR・J・バレットです。バレットにポール・ジョージと同じ活躍を期待するのは酷なことですが、元々はNCAAでチームメイトのザイオンと一緒にデューク大を決勝に導くなどの活躍もあって、1位指名も噂されたほどの選手です。ニックスのチームの成績が振るわなかったためかオールルーキーチーム入りは逃しましたが、まだ伸びる可能性は充分にあります。
またクリッパーズとしてはミッチェル・ロビンソンが欲しいところですが、1巡目8位指名権も魅力に感じるはずです。他にもエルフレッド・ペイトンのようなパス優先型のポイントガードも今のクリッパーズには重宝するはずです。
ニックス側のメリット
ニックスがポール・ジョージを獲得したら、カーメロ・アンソニー以来のスターの獲得になります。これまでニックスはFAでスター選手にそっぽを向かれるかたちでふられっぱなしです。
バレットのようなフランチャイズプレーヤーを放出した場合、またファンから批難を浴びる可能性が高いので、ポール・ジョージの他にあと1人でもビッグネームを獲得したいところです。
今のところ噂があるのはクリス・ポール、ウェストブルック、オラディポなどの名前が挙がっています。もしできることなら、ウェストブルックとポール・ジョージのデュオをニューヨークで。と妄想してしまいます。
まとめ
クリッパーズがポール・ジョージを放出するという具体的な話は出ていませんが、翌シーズンにレナードとジョージが同じタイミングでFAになったときに、チームが優勝かファイナル進出を逃したとしたら、さらにチーム状況が悪化することに間違いありません。
そうならないようにポール・ジョージが選手として価値の高い内にトレードして見返りを得るということも充分に考えられます。
今後もクリッパーズの動きに注目していきます。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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