今シーズンのMIPの筆頭はピストンズのジェラミ・グラントかと思われますが、グリズリーズのカイル・アンダーソンも地味ながら急成長しています。
今回はそんなカイル・アンダーソンの活躍に注目していきます。今回参考にしてるサイトのリンクです。
カイル・アンダーソンの基本スタッツ※2021年4月1日現在
昨シーズンよりも成績を伸ばしている項目は太字にしています。
特に注目したいのは昨シーズンと比べて、FGAは2倍、3PAは3倍増えているのに成功率が上がっている点です。元々ディフェンスが上手い選手でしたが、オフェンスがいまいちという印象を持っている人も多いかと思いますが、今シーズンはオフェンス面を大幅に改善しています。
アンダーソンはハイライト動画に出るような目立つタイプの選手ではないので注目していない人も多いと思います。それでもMIP候補の一人に挙げられてもいいのではないでしょうか。
オンコート/オフコートスタッツ※2021年4月1日現在
このオンコート/オフコート比較では、オフェンスレーティングとディフェンスレーティングで分かりやすい数値を期待していたのですが・・あまりスタッツ上では変化を見つけられませんでした。
ただ、『Slow Mo』(スローモー)と呼ばれるあだ名から連想される、ゆっくりな動きのイメージがあるアンダーソンですが、別に彼が出場することで試合のペースが遅くなるという訳ではないようです。
このオンコート/オフコート比較では残念ながら見つけられなかったカイル・アンダーソンの特徴ですが、今度はオフェンス面から確認していこうと思います。
アンダーソンとグリズリーズのシュートエリア別成功率の比較
こちらもチームスタッツをアンダーソンが上回っているものを太字にしています。
シュート成功率ではアンダーソンがチームに貢献してることがよく分かります。彼には苦手なシュートエリアはないようで、平均して高いシュート成功率を残しています。
シュートのタイプ別の試投数と成功率※2021年4月1日現在
続いてシュートのタイプ別試投数と成功率です。ジャンプショットの約半分がスリーポイントなので、グリズリーズでは主にシューターとしての役割を任されていることが分かります。
ゴールデンラインナップとチームスタッツの比較
続いてはグリズリーズで最も長い時間プレーしているラインナップのバランチュナス、カイル・アンダーソン、デロン・ブルックス、グレイソン・アレン、ジャ・モラントの5人とチームスタッツを比較してみました。
ここで注目したいのはオフェンスレーティング、ディフェンスレーティング、ネットレーティングです。チームスタッツを大幅に上回っています。
ちなみにこのラインナップのオフェンスレーティングはリーグ12位、ディフェンスレーティングは7位、ネットレーティングは12位相当です。
これはもちろんカイル・アンダーソン1人の力ではありませんが、チームの潤滑油としてアンダーソンが機能していることを表しています。
今回はこれで終わろうと思いますが、カイル・アンダーソンはルーキーシーズンからすっと気になっている選手だったので、贔屓目な内容になってしまいました。
MIP受賞とはならないでしょうが、もっと評価されるべき選手だとは思います。今後も彼の活躍を追っていきたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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