スパーズのラマーカス・オルドリッジがチームを離れることが明らかになりましたが、それによって現在トレード情報が活発化しています。
今回はそんなオルドリッジの今シーズンの状態をスタッツを見ながら検証していこうと思います。
オルドリッジのスタッツ:過去3シーズン比較
まずオルドリッジの主要スタッツから見ていきます。チームのバスケットスタイルの変化によって、オルドリッジも徐々にプレースタイルが変わってきています。
2018-19シーズンはオールNBAセカンドチームに選出されていますが、このシーズンではスリーをほとんど打たなかったこともあってFG%も高く、フリースローも今より多く獲得しています。
ただ今シーズンはケガの影響や若手の台頭、チーム戦術の変化によって、出場時間が昨シーズンよりも7分近く短くなっているため、得点・リバウンド・アシストなどのスタッツを大幅に下げています。
ただしシュート成功率はFG%・3PT%・FT%など例年通りか、それほど悪くなっているわけではありません。
オルドリッジのエリア別シュート成功率
続いてシュートエリア別のシュート成功率を見てみると、ミッドレンジは相変わらずリーグトップクラスの成功率を記録していますし、スリーポイントも右コーナーとトップでリーグ平均を上回っています。
つまりオフェンスではまだリーグに通用するはずです。
オルドリッジのディフェンススタッツ
続いてオルドリッジのディフェンスに注目してみましょう。特に『DEFRTG』=ディフェンスレーティングに注目すると、今シーズンのオルドリッジのディフェンスがなかなか厳しい状態になることがよく分かります。
実際に今シーズンは試合の大事な場面でもベンチにいることが多くなっています。
次に『PACE』=ペースについてですが、今シーズンのスパーズは4ガードのスモールラインナップで試合に臨む機会が多く、1試合あたりのペースがだいぶ速くなっています。
そのためオルドリッジよりも機動力のあるヤコブ・ポートルやユーバンクスなどが起用される機会が増えています。
オルドリッジのONコート・OFFコート比較
先程のディフェンススタッツをもう少し深掘りしたのがONコート/OFFコートのデータです。オルドリッジが試合に出ているときがONコート、出ていないときがOFFコートです。
このデータはなかなか残酷です。オルドリッジが試合に出ていないときの方がチームの調子が良いことが一目瞭然だからです。
このデータこそがルドリッジがメディアから叩かれる原因といえるでしょう。事実今シーズンは本当にオルドリッジのディフェンスが悪目立ちしてしまっているので仕方ないかもしれません。ケガで調子が悪いだけと思いたいところです。
オルドリッジ獲得の噂があるチーム
『clutchpoints』にオルドリッジ獲得の噂があるチームが記事になっていました。古巣のブレイザーズの他にヒート、ニックスなどの名前が挙がっています。
現在確認できるトレードパッケージについてですが、
ブレイザーズ
- ブレイザーズ獲得:ラマーカス・オルドリッジ、ドリュー・ユーバンクス
- スパーズ獲得:ザック・コリンズ、エネス・カンター、ロドニー・フッド、2022年2巡目指名権
ヒート
- ヒート獲得:ラマーカス・オルドリッジ
- スパーズ獲得:ケリー・オリニク、アンドレ・イグダーラ
ニックス
- ニックス獲得:ラマーカス・オルドリッジ
- スパーズ獲得:フランク・ニリキナ、レジー・ブロック、2024年1巡目指名権
どれも何ともいえませんが、ヒートのパッケージが一番ありそうな気がします。ヒートのマイヤーズ・レナードなんかもありそうですね。
https://clutchpoints.com/3-best-trade-packages-spurs-can-get-lamarcus-aldridge/
さて、今回はここまでにしたいと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます。また更新します。
https://theadmiral50.net/nba/2021-03-11-nikola-vucevic
https://theadmiral50.net/nba/2021-03-04-kyle-lowry
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