というわけで今回は、サンダーの2021年のドラフトを予想する記事を複数見つけたのでそれを深掘りしていこうと思います。
過去のドラフトでデュラント、ウェストブルック、ハーデンなどを指名してきたサンダーはNBA屈指のドラフト上手なチームです。
そのサンダーが2021年6月30日現在、2027年までに40本のドラフト指名権を保持しているというのですから今後チームがどんな補強を行なっていくのかとても楽しみです。
近年のサンダーは主力選手を次々とトレードで放出して指名権に変えてきたわけですが、いよいよ2021年のドラフトでは大きく動くものと予想します。
サンダーの2021年の指名権
↑これが現在の2021年の指名権の保有状況です。6位と34位が自前のものでそれ以外はトレードで集めたということになります。
中でも16位はアル・ホーフォードとケンバ・ウォーカーのトレードで獲得したものなので記憶に新しいですね。
サンダーの6位指名権は、お目当ての選手を確実に指名するために1位~5位にトレードアップする可能性がありますし、同じように16位と18位で10位以内の上位指名権へのトレードアップ、さらには34位と36位で1巡目指名権にトレードアップすることなどが予想できます。
ちなみにレイカーズが22位指名権をサンダーの34位と36位指名権とトレードするのでは?といった記事もありました。
2020年のドラフトではNBA全体で当日だけで17回のトレードが行われたというのですから、指名権を6本持っているサンダーが動かない訳がありません。
2021年ドラフトTOP5の選手と指名権1位~5位のチーム
2021年のドラフトTOP5の選手予想は、ケイド・カニンガム(PG/SF)、エバン・モブリー(C)、ジェイレン・グリーン(SG)、ジェイレン・サッグス(PG)、ジョナサン・クミンガ(SF)などがいますが、6位指名権ではこのTOP5の選手を逃す確率が高いため、お目当ての選手を確実に指名するためには1位~5位にトレードアップする必要があります。
2021年の1位~5位までを保持しているチームは1位ピストンズ、2位ロケッツ、3位キャブス、4位ラプターズ、5位マジック。サンダーが6位指名権でトレードアップを狙う相手はこの5チームということになります。
ちなみにサンダーのロスターの中でトレードされる可能性が一番高いのはケンバ・ウォーカーと言われていて、ケンバ・ウォーカー+指名権でお目当ての選手を獲得するという予想記事もたくさん確認できます。
ただし1位~5位までの指名権を保持しているピストンズ、ロケッツ、キャブス、ラプターズ、マジックは現在再建期のチームです。そこにベテランで2年7,300万ドルの高額サラリー、さらにはケガで調子を崩しているケンバ・ウォーカーを獲得するというのはなかなかリスキーな選択になります。
それでもケンバ・ウォーカーがケガから復調すれば何ら問題はありませんし、彼のような人格者で実力の伴ったポイントガードを欲しているチームはたくさんあります。
ポイントガードを補強対象にしているチーム
現在ポイントガードを補強対象としているチームは、レイカーズ、ニックス、ブルズ、マーベリックスなどの名前が挙がっています。
レイカーズはシュルーダーがFAで出ていく可能性を考えると、ケンバ・ウォーカー獲得は理にかなっているのですが、チームサラリーがひっ迫しているので簡単なトレードというわけにはいきません。そういった意味ではウォーカー獲得は実現しない可能性が高いと予想します。それでもあえてトレード対象になりうる選手を挙げると、クーズマ、ハレル、KCPなどがいます。または2021年の22位指名権もサンダーにとっては狙い目です。
ニックスはロンゾ・ボールを獲得候補にしているという記事が出ていますが、それが上手くいかなかった場合にウォーカーを狙いに動くのでは?と言われています。ちなみにニックスの来シーズンのチームサラリーはリーグで一番余裕があるのでウォーカーが加わっても問題はありません。またニックスの2021年のドラフト指名権は19位、21位、32位、58位なので、19位か21位をサンダーが狙う可能性もあります。さらにはケンバ・ウォーカーがニューヨーク出身ということもトレード成立に左右するかもしれません。
ブルズはラビーン、ブーチェビッチのオールスターデュオに、実力のあるポイントガードを獲得してプレーオフを目指すシナリオがあります。トレードの対象となるのはコビー・ホワイトやトーマス・サトランスキーなどと言われているので、サンダーとしては将来の1巡目指名権を加えたいところです。ちなみにブルズの2021年の指名権は38位なので、これはサンダーは狙わないものと予想します。
マーベリックスは、このオフにドンチッチの負担を軽くするボールハンドラー兼チャンスメイカーの獲得を目指しているという話です。そうなるとウォーカーは条件に合致します。しかしトレードとなるとマブスは2021年の指名権を持っていないので、将来の指名権+ドンチッチ以外の誰かが対象になります。またサンダーにとっては危険な賭けかもしれませんが、ポルジンギスを受け取る代わりに将来の1巡目指名権を複数もらうという線もありそうです。
まとめ
ここまでサンダーは2021年のドラフトでどう動くのか?というテーマで書いてきましたが、トレードアップは確実に起こると予想します。そしてケンバ・ウォーカーもシーズン前かシーズン途中にトレードされる可能性があり、今後ますますサンダーから目が離せません。
今回はこの辺で終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございます。関連するリンクを貼っておきます。
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