今回もブリーチャーリポートのトレードの噂の記事を取り上げます。オフシーズンに入ってあまりネタがないのですが、この記事は面白いと感じたので前回に引き続き取り上げることにしました。
元ネタのリンク先です。
https://bleacherreport.com/articles/2913610-blockbuster-nba-trades-that-actually-make-sense
今回の3チーム間のトレード案がもし成立した場合、各チームのサラリーがどうなるのか計算してみよました。それでは早速見てみましょう。
ブリーチャーリポートのトレード案
バックスの視点
このトレードが成立すると、バックスはオラディポとコビントンを獲得する代わりに、ブレッドソー、ディビンチェンゾ、イリヤソバ、ドラフト1巡目指名権を3本放出します。
一見バックスが出し過ぎな気もしますが、バックスがこのオフに誰も選手を動かさなかった場合のチームサラリーは約1億3,077万ドルという高額なこともあって、今後のアデトクンボとのスーパーマックス契約が控えていることを考えると選手の流出は止むを得ない状況になっています。
トレード成立後のバックスのロスターとチームサラリー
この中でもサラリーの高額なブレッドソーを放出すれば、3年5,437万ドルのキャップスペースを空けることができるます。
オラディポとコビントンがチームに加われば、プレーオフでの手詰まり感は解消されるはずです。
ブレッドソーが抜けた後のプレイメイクは誰がするのか?という問題も、ジョージ・ヒルが残っているのであまり心配しなくていいでしょう。
ペイサーズの視点
このトレード案だと一見ペイサーズが損をしているように見えます。オラディポの見返りにもっと良い案件を掴めそうだからです。ペイサーズとしてはオラディポにFAで無償で出て行かれる前にできるだけ大きなリターンを期待したいところです。
この3チームのトレード案によると、ペイサーズはバックスからブレッドソーと2020年1巡目指名権(24位)を獲得します。ペイサーズはブログドンをトレードで獲得する際にバックスに2020年の1巡目指名権を送っているため、取り戻すようなかたちになります(2020年に保持しているのは2巡目54位)。
トレード成立後のペイサーズのロスターとチームサラリー
昨シーズンの様子を振り返ると、特にプレーオフでのチームの低調ぶりを考えれば、オラディポを放出して、サボニス、ウォーレンを中心に舵を取るほうがバランスの面では良くなるのではないでしょうか。
話は変わりますが、昨シーズンのクリッパーズのようにゲームメイクできるポイントガードがいないチームにブレッドソーかブログドンのどちらかを放出するという手もあります。
そうすればペイサーズはキャップスペースを空けることに成功して、今後のウォーレンやターナーとの再契約も現実味を帯びてきます。
ロケッツの視点
ロケッツの今後の最大の目標は、ハーデンとウェストブルックのデュオで優勝を狙うことですが、他にもサラリーダンプしつつラグジュアリータックスを解消し、さらに将来の指名権を獲得することにも注力していきたい。そんな思惑があるはずです。
トレード成立後のロケッツのロスターとチームサラリー
ロケッツはウェストブルックを獲得する際に将来の1巡目指名権を放出しているため、このトレードでそれを2本獲得できることは大きいです。
仮にバックスがアデトクンボとの契約延長に失敗した場合、2023年のバックスの1巡目指名権が上位指名権に変わる可能性があります。
そんなことを言い出したらキリがないのでもう止めにしますが、ロケッツとしては優勝を狙える選手をキープしたまま将来の指名権を獲得できる話は悪い話ではないはずです。
まとめ
ここまでブリーチャーリポートの3チーム間のトレード案を深掘りしてきました。オフシーズンはこういった噂話がたくさんでてくるはずですので今後も面白そうな案件があれば拾ってみたいです。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
次回になるか分かりませんが、スタン・バン・ガンディのキャリアを辿るというのも面白そうです。それではまた。
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