ウェストブルックとエリック・ゴードンはトレードされるのか?

今シーズンはカンファレンスセミファイナルで敗退したロケッツ。それに伴ってマイク・ダントーニが契約延長しないことも先日発表になりました。ロケッツはこの4年間でハーデンを中心にした超攻撃的なスタイルやスモールラインナップでNBAファンを楽しませてくれました。

ロケッツがオフシーズンにすべきことはヘッドコーチの選任と、現在のロスターの変更でしょう。

というわけでまずはロケッツの新ヘッドコーチについて興味深い名前が挙がっていたので紹介します。

新ヘッドコーチにグレッグ・ポポビッチがおすすめな理由

clutchpointsによると、ポポビッチがスパーズを離れるとしたらロケッツを指揮すべきと述べています。

理由は、現在71歳のポポビッチがコーチとしてのキャリアの終盤をスパーズのような再建中のチームで費やすのではなく、ロケッツのように優勝を狙えるチームを指揮すべきということ。

また再建中のスパーズの指揮を若手コーチにバトンタッチすることも充分に考えられること。

ヒューストンがサンアントニオから車で数時間という近い距離にあること。

さらにポポビッチとハーデンが友好な関係にあることもロケッツのヘッドコーチを引き受ける理由として充分に考えられます。

ポポビッチがロケッツのヘッドコーチに就任した場合は、その実績と人望によって優秀な選手をリクルートできる大きな材料にもなり得ます。ポポビッチがスパーズを離れる可能性はかなり低そうですが、ない話でもない気がしてきました。

ヘッドコーチについては他にティロン・ルーやサム・キャセール、大穴でジェフ・ヴァンガンディーなどの名前が挙がっています。誰になるのか注目です。

ロケッツのチームサラリー問題について

続いてロケッツが抱える問題にチームサラリーがあります。下の表の通り、ハーデン、ウェストブルック、コビントン、エリック・ゴードン、P・J・タッカーの5人ですでに1憶1,959万ドルになっており、誰かを動かさない限りは補強できない状況にあるからです。

そうなるとプレーオフで活躍したジェフ・グリーンとの再契約は恐らく難しく、さらにFAで新しい選手を引っ張ってくることも同様に難しいことが考えられます。さらに2020年はドラフト指名権もトレードで放出しているため、相当な手詰まり感がこのチームには漂っています。

この状況を考えると、ハーデンとウェストブルックのデュオに第3のスターを引っ張ってくることは事実上起こり得ません。そこで次に考えられるのがウェストブルックとエリック・ゴードンのトレード話です。

ウェストブルックでトレードできる選手は?

ウェストブルックとグリフィンのトレード

こちらもclutchpointsからです。

グリフィンはケガさえしなければロケッツにとって好影響をもたらす選手です。実際に昨シーズンは75試合に出場し、平均24.5得点、7.5リバウンド、5.4アシストを記録してチームをプレーオフに導いています。

ケガから回復していればグリフィンは、1on1で勝負することができて、ピック&ロールでリムにアタックすることができたり、ピック&ポップからのアウトサイドシュートを決めることもできます。

ディフェンスでは大きな期待はできないかもしれませんが、2年で9,000万ドル(3,681万ドル、3,895万ドル)という大型契約も今のウェストブルックとならつり合いが取れる気がします。

先日ウェストブルックがオールNBAサードチームに選出されたので、ピストンズから他にも引き出せる可能性もあります。

ウェストブルックとマクレモア↔ジュリアス・ランドル、エルフレッド・ペイトン、タージ・ギブソンのトレード

ランドルの過去の2シーズンのスタッツは、平均20.4得点、9.2リバウンド、3.1アシストで優秀なものです。現在ロケッツに不足しているローポストからの得点やミッドレンジの得点を増やすことが期待できます。

ペイトンに関してはウェストブルックとは正反対のチームメイトを活かすプレーメーカーとしての活躍が期待できます。今シーズンは平均10.0得点、7.2アシスト、1.6スティールを記録し、ゲームの大事な場面でハーデンをシューティングガードとして得点を取ることに集中させることができます。

ギブソンに関しても35歳と大ベテランの域に入っていますが、まだまだディフェンダーとして活躍できるはずです。

ニューヨークは現在優勝を狙える位置にいませんが、熱心なファンを満足させるためにはウェストブルックのようなスーパースターを迎え入れることも充分に考えられます。

エリック・ゴードンとマイルズ・ターナーのトレード

ターナーは今シーズン29.6分の出場で平均12.1得点、6.6リバウンド 、2.1ブロックを記録していますが、スタッツだけを見ると成績を落としています。彼のようなディフェンスに秀でたビッグマンはロケッツのような超攻撃型スタイルと相性が良いはずです。それにまだ24歳と若いため、今後も成長が期待できます。

問題はエリック・ゴードンでトレードできるのか?ということですが、ペイサーズはプレーオフで敗れたことでロスターの変更やコーチの選任などを控えているため、ターナーを放出してチームの再編に動くことも充分に考えられます。

正直なところゴードン1人でターナー獲得は難しいため、ロケッツはベン・マクレモアやバブル内で問題を起こしたダニエル・ハウス・Jrなど、ケガで出場しなかったオースティン・リバースなどをトレードパッケージに加えることで実現の可能性が広がります。

まとめ

ロケッツがハーデン、ウェストブルックのデュオで勝ち上がるところを観たいところですが、実際問題としてなかなか厳しい状況にあると思います。

それなら選手としての価値を下げたもの同士のウェストブルックとグリフィンのトレードで文字通り賭けに出るのもありかなと思います。

個人的には2番目のニックスとのトレードで、若手選手や指名権を引っ張ってくることができたらロケッツの今後を長い目で考えると良い方向に行くのでは?と思います。

今回参考にしたサイトです。

https://clutchpoints.com/rockets-are-best-option-for-gregg-popovich-if-he-leaves-spurs/

https://clutchpoints.com/3-trades-the-houston-rockets-could-do-in-post-mike-dantoni-era/

https://theadmiral50.net/nba/spurs-mcmillan-turner

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