今回はブリーチャーリポートの記事を深掘りしてみようと思います。元ネタはナゲッツがブラッドリー・ビールをトレードで獲得する場合のトレードセットと両チームのメリット、デメリットを紹介するという内容です。
元の記事のリンク先はこちらです。
https://bleacherreport.com/articles/2913610-blockbuster-nba-trades-that-actually-make-sense
ブリーチャーリポートのトレード案
ナゲッツの視点
ナゲッツがビールを獲得できたら、ヨキッチ、マレー、ビールの非常に強力なビッグ3を形成することができて、さらにはビールが2022/23シーズンのプレイヤーオプションを行使するまでの約2シーズンその状態を維持することができます。
マイケル・ポーター・Jrの今後の伸びしろを想像するともったいない気もしますが、現時点でのディフェンスの稚拙さを考えると、彼の成長を待つよりもビールを獲得して一気に優勝を目指してみるのもありではないでしょうか。
このビッグ3ならレイカーズやクリッパーズにとっても脅威になることは間違いなく、優勝を目指す実力のあるベテラン選手を獲得しやすくなります。
続いてビールを獲得した場合のナゲッツのサラリー計算をした表です。
選手層は薄くなりますが、タックスレベル1億3262万7000ドルには収まりました。ミルサップやプラムリー、クレッグは諦めなければいけないのと、グラントとの再契約は何としても成立させたいところです。
続いてウィザーズについてです。
ウィザーズの視点
ウィザーズはジョン・ウォールを動かしたくても動かせない状況にあるため、ビールを使ってできるだけ多くの見返りを得たいところです。
マイケル・ポーター・Jrは将来スターになる可能性を秘めた選手なので、見返りのひとつとしては魅力的な存在です。しかしビールの代わりにポーター・Jrと1巡目指名権2本では心許ないので、ゲイリー・ハリスのような堅実なディフェンダーを獲得できるのは悪い話ではない気がします。
続いてもトレードが成立した場合のウィザーズのサラリー計算をした表です。
依然としてウォールの契約は重たいですが、ポーター・Jrを3シーズンは安価で保持することができます。またベルターンスとの契約延長にも充分な余裕が生まれるだけでなく、今の若手が順調に育っていく様子を楽しみながら見守ることができます。
まとめ
今回はコンパクトにまとめてみました。オフシーズンは特にいろんなトレードの噂がはびこっていて、正直なところ「それはないだろ」というようなものがほとんどです。
その中でも今回のナゲッツとウィザーズの話は両チームにとっても良い話ではないかと思い、取り上げてみることにしました。
ウィザーズはビールを同じイーストのチームではなく、ウェストに放出したいでしょうし、もっと言えば見返りの条件の良いチームを見つけたいところです。
このようなトレードが成立すればナゲッツは優勝が見えてきて、ウィザーズはキャップスペースを空けることができます。
両チームにとって悪くないのではないでしょうか。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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