というわけで今回でこのシリーズは最後にしようと思います。『ESPN』の専門家20人が投票したMIP賞の結果と、『The Ringer』 記者の記事と照らし合わせながら深堀していきます。早速投票結果を見ていきます。
ちなみにMIPは、NBA最成長選手賞(NBA Most Improved Player Award NBA MIP)のことで、前年度の成績と今年度の成績を比較して、最も成長した選手に贈られる賞。最も成長した選手に贈られる賞です。※『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
『ESPN』の専門家20人の投票結果(予想)
- バム・アデバヨ(ヒート)9票
- ブランドン・イングラム(ペリカンズ)6票
- デボンテ・グラハム(ホーネッツ)4票
- ジェイソン・テイタム(セルティックス)1票
この賞はアデバヨに人気が集中しています。今シーズンのアデバヨは、前年から大きくスタッツを伸ばしただけでなく、アシスト能力やディフェンス面でも成長して、ディフェンシブプレーヤーオブザイヤーの候補にもなっています。
2019/20シーズン 平均16.2得点、10.5リバウンド、5.1アシスト
2018/19シーズン 平均8.9得点、7.3リバウンド、2.2アシスト
https://twitter.com/i/status/1237416487008325632
ブランドン・イングラムはペリカンズのエースとして活躍してキャリアハイの49得点を記録するなどしていましたがザイオンがチームに加わって活躍し始めたことで若干票が伸び悩んでしまった気がします。
デボンテ・グラハムの活躍も印象深いですね。2018年の2巡目34位の指名ながら今シーズン急激な成長を見せています。ただしチームの勝利に結びついていない点が影響して選考から漏れた可能性がありますね。アデバヨの方がオフェンスとディフェンスで成長したと判断したんだと思います。
ここまでが『ESPN』の専門家が予想した記事で、ここからは『The Ringer』
『The Ringer』
そうです。ドンチッチが選ばれてもおかしくないと思います。ドンチッチの活躍についてはここでは割愛しますが、彼の場合はもう「君はMVPレースの方に入っているからMIP賞の方には入れないよ」って『ESPN』の人達が判断したってことではないでしょうか?
テイタムにしてもセルティックスのロスターがあまりにも充実しているから選考漏れしているのだと思います。
個人的にはアデバヨのような縁の下の力持ちのような選手にMIP賞を獲得してもらいたいですね。
今回も参考にした記事のリンクを貼っておきます。