2022/23シーズンのマーベリックスは、プレーオフを逃すというまさかの結果に終わりました。今回はそんなダラス・マーベリックスのオフシーズンの動向を追っていこうと思います。
シーズンの最終成績とシーズン中の主な出来事について
ダラスはシーズンを38勝44敗のウェスタンカンファレンス11位で終えましたが、ざっくり言えばオフェンス力はリーグ上位、しかしディフェンス力は下位という結果になりました。
スタッツを確認すると、オフェンスレーティング115.9はリーグ6位であるのに対して、ディフェンスレーティングは116.1の25位と散々です。
なぜこうなったかについては、一概には言えないですが、シーズン中の出来事を振り返りながら確認していきましょう。
- ジェイレン・ブランソンがFAでチームを離れた
- 新戦力のクリスチャン・ウッドとジャベール・マギーの活躍が期待値を下回った
- カイリー・アービングをトレードで獲得するも勝利に結びつかなかった
①のブランソンがいなくなったことはやはり大きかったですね。ニックスでの活躍を見ると、始めはニックスの課題評価では?と思ったブランソンの契約も間違いではなかったわけです。
②についてはジェイソン・キッドHCの起用法にも要因があると思います。実際にヘッドコーチ交代も今後起こる可能性があります。
③のアービングのトレードによる加入については、オフェンスでは機能したものの、ドリアン・フィニースミスを放出したことでディフェンスに悪影響が出ました。
他にもティム・ハーダウェイJrの活躍がいまいちであったり、ドンチッチのディフェンスへの貢献度が低かったりと色々問題はあります。これを今後どう改善していくのか?ということで現地のニュースを確認していきます。
アービングと主力選手の契約について
せっかくトレードで獲得したアービングですが、このオフに新契約を交わさなければなりません。幸いキューバンオーナーがこれについて楽観視している発言をしていたので、チームを離れることはすぐにはなさそうです。それでは主な選手の契約状況を確認してみましょう。
アービングの他にティム・ハーダウェイJrとベルターンスの契約が重ためです。特に今の成績のベルターンスをトレードで欲しいチームが現れるとは思えません。またクリスチャン・ウッドとも新契約を交わす必要があります。
今後のチーム運営について新情報
戦力的な問題も解決しつつ、ディフェンスの改善こそが急務でしょう。リムプロテクターとウィングの選手の獲得。ドンチッチのディフェンスへの意識改革など。問題は様々だと思います。
そこでさっそくジャズのGMのデニス・リンジーをマーベリックスのGMのコンサルタントとして迎え入れるというニュースが入ってきました。
この人についてはあまり知らなかったのですが、ジャズでゴベア、ミッチェル体制でプレーオフに5シーズン連続でプレーオフに導いたわけですから、今後その手腕に期待したいですね。
最後に
フロントが変わるということは、ヘッドコーチの交代も怒る可能性が高くなります。やはりディフェンスに定評のあるコーチの採用に期待したいですね。
先日、ホーネッツのヘッドコーチ打診を断ったと言われている、現ウォリアーズのアシスタントコーチであるケニー・アトキンソンや現ラプターズのアシスタントコーチ、エイドリアン・グリフィンあたりが次のコーチとして名前が挙がっているそうです。
というわけで今回はこの辺で終わりにしたいと思います。最後まで読んで下さってありがとうございました。今回参考にしたサイトのリンクを貼っておきます。
https://www.mavsmoneyball.com/2023/4/14/23681386/best-and-worst-of-dallas-mavericks-nba-season