ケンバ・ウォーカーのディフェンススタッツを検証してみたら・・

  • 2021年12月2日
  • 2022年1月4日
  • NBA, 選手
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先日、ケンバ・ウォーカーがニックスのローテーションから外れるというショッキングなニュースが入ってきました。

原因はケンバ・ウォーカーのディフェンスによるところが大きい・・・というわけで、今回はケンバ・ウォーカーのディフェンスが本当に悪いのかをニックスの他のガードの選手達のスタッツを見ながら比較していこうと思います。

まずは今シーズンのケンバ・ウォーカーの成績を確認してみましょう。

ケンバ・ウォーカーの主要スタッツ ※2022年12月2日付

NBA.com

昨シーズンと比較すると出場時間が7分ほど少なくなっているのもありますが、平均得点が8点近く落ちています。

それでもFG%や3P%は昨シーズンより上がっているのでオフェンス面、特にシュートタッチなどは悪くないようです。

また今シーズンは移籍1年目ということもあって、チームにアジャストするのも難しいはずです。今の段階でケンバを放出するというのはまだ判断が早いのでは?と思います。

スタッツを見る限りではオフェンス面で問題があるようではないようです。それでは問題となっているディフェンス面をチェックしていきましょう。

ケンバ・ウォーカーのディフェンススタッツについて

ディフェンシブレーティングから確認していきましょう。

今シーズンのニックスのディフェンシブレーティングは2021年12月2日付けで108.6でリーグ20位。昨シーズンが107.8でリーグ4位だったことを考えると、今シーズンはディフェンスで苦労していることがよく分かります。

もちろんケンバ・ウォーカー1人の責任ではありません。ニックスの今シーズン一番長い時間プレーしている、ケンバ、フォーニエ、バレット、ランドル、ロビンソンのラインナップのディフェンシブレーティングが118.9とかなり悪いからです。

ちなみにケンバ・ウォーカー1人のディフェンスレーティングはというと、116.3でチーム平均の108.6よりも大幅に悪い数字を記録しています。

もっと細かい指標でケンバ・ウォーカーのディフェンスを確認するために、ディフェンスした相手のFG%をニックスの他のガードの選手と比べてみました。

NBA.com調べ ※2121年12月2日付

ケンバ、バークス、ローズ、クイックリーの4人のデータを比べてみると、一番背が低いケンバは対戦相手のFG%が高くなりがちです。特にリングから近い場所では他の選手よりかなり悪い数字になってしまいます。

またこの表の数字を見ると、ほとんどの距離で他の選手よりも相手のFGを高い確率で許しています。

まとめ

これまでケンバ・ウォーカーのディフェンシブレーティングと対戦相手のFG%を見てきましたが、やはりディフェンスに難があると言わざるを得ません。

それでもオフェンスではいまだ高いシュート成功率を維持していますし、クラッチタイムにボールを預けられる勝負強さは魅力的です。

しかも2年1,790万ドルというサラリーはこれまでの実績を考えるとかなり良い契約のはずで、いまケンバ・ウォーカーとトレードの噂があるジョン・ウォールをニックスが獲得しようとすると、将来のチームサラリーを圧迫してしまうことになったり、貴重な若手を放出する可能性があるのでウォールとのトレードは慎重になるべきだと思います。

というわけで今回はこの辺で終わりにしようと思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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