今回はNBA.comで見つけたマイケルC.ライト氏のシーズンMVP争いの記事に所属チームの成績などの補足情報を付け加えてみました。こちらが元の記事です。↓
https://www.nba.com/news/kia-mvp-ladder-april-9-edition
はじめに
NBAのレギュラーシーズンMVPの選出方法について補足します。
『Wikipedia』によると、シーズンMVPはレギュラーシーズン終了後にアメリカとカナダなどのスポーツ記者およびファン投票などによって選出されます。
規定にはないが、いずれもシーズン50勝以上を記録したチームから選出されており、1つの目安になっている。また、レギュラーシーズンの最多勝利チーム、もしくは最高勝率チームから選出されるという規定も存在しないが、1987-88シーズンのマイケル・ジョーダン以降の受賞者はすべて最低でも地区優勝以上のチーム成績を収めたチームの在籍者である。
とあります。2020/21シーズンは短縮シーズンなので、50勝以上勝利するチームがあればその中から選出される可能性が極めて高いです。
あとでこの基準を頭に入れてスタッツを見ていきましょう。
4月10日現在のMVPレース暫定順位
- ニコラ・ヨキッチ(DEN)
- デイミアン・リラード(POR)
- ジョエル・エンビード(PHI)
- ヤニス・アデトクンポ(MIL)
- ジェームズ・ハーデン(BKN)
- ルカ・ドンチッチ(DAL)
- カイリー・アービング(BKN)
- カワイ・レナード(LAC)
- レブロン・ジェームズ(LAL)
- デビン・ブッカー(PHX)
- クリス・ポール(PHX)
- ステフィン・カリー(GSW)
- ルディ・ゴベア(UTA)
- ドノバン・ミッチェル(UTA)
- ジミー・バトラー(MIA)
- ザイオン・ウィリアムソン(NOP)
個人スタッツ
ここではFP(ファンタジーポイント)に注目してみましょう。FPについては・・非常にややこしいので『NBAROOM』さんのサイトの引用させていただきます。↓
https://www.nbaroom.com/entry/2018/05/31/101227
ファンタジーポイント=
(得点)
+(1.2×リバウンド)
+(1.5×アシスト)
+(3×スティール)
+(3×ブロック)
ー(ターンオーバー)
これをヨキッチに当てはめると、得点26.3+リバウンド10.9×1.2=13.0+アシスト8.8×1.5=13.2+スティール1.5×3=4.5+ブロック0.6×3=1.8-ターンオーバーー3.2
26.3+13.0+13.2+4.5+1.8-3.2=55.6
小数点以下が微妙に合いませんでしたが55.7に限りなく近い数値が算出できました。
このファンタジーポイントの観点から見るとヨキッチが現段階でのMVPレース筆頭になります。
ヤニスもFP55.3と高いのですが、チームの勝率で見るとナゲッツの方が高いのでその切り口からでもヨキッチの方が若干リードということになると思います。
チーム成績
ここでは勝利数や勝率に注目してみましょう。一番勝っているチームはユタ・ジャズになるわけですが、ゴベアもミッチェルもMVPレースでは下位の評価です。
それは先程のファンタジーポイントの観点で見ると、ゴベア41.2、ミッチェル40.2と、2人ともその数値が低くなっています。
もしこのままヨキッチがMVPを獲得すると、ドラフト順位が最も低い選手(2巡目41位)が選出されることになるそうです。
ドラフト前のヨキッチは今よりもぽっちゃりしていたので、41位に落ちたのも納得です。気づけば残りシーズンもあとわずかです。このままヨキッチが逃げ切るのか、リラードやエンビードなどが巻き返すのか注目していきたいですね。
今回はこれで終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございます。また更新しますね。
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