今回は「ユタ・ジャズのマイク・コンリーがオールスターに選出されるか?」というテーマです。コンリーは実力は確かですがまだオールスターに1度も出ていません。
ですので「もしかしたらもう選ばれないかも?」とも思いますし、逆に「今シーズンこそは選ばれるかもしれない」とも思います。
そんな過小評価、あるいは評価されにくいコンリーが今シーズンはオールスターに選ばれる可能性がどのくらいあるのかを検証していきます。
オールスターの選出方法
NBAのオールスターの選出は投票で行われ、ファン投票50%、現役選手からの投票25%、メディアからの投票25%の割合で選出されるようです。
こうなると残念ながらファン投票でコンリーが選ばれる確率は低いように感じます。実際にファン投票画面でコンリーは何番目に出てくるか確認してみましたが、「ポイント(得点)」を選択した場合、ウェスタンカンファレンスのガード部門で5列目の20番目にやっと出てきます。カリー、リラード、ドンチッチ、マッカラム、ブッカー、ドノバン・ミッチェル・・・と続いて20番目です。これだとコンリーが出てくる前に2人選んでしまいそうになります。
また「アシスト」を選んでも3列目の11番目。つまりコンリーはファン投票では選ばれにくいということがわかります。ファン心理としてはスターターじゃなくてもいいから選ばれてほしいという心境になります。
オールスターの選出傾向
近年のオールスターで選ばれた選手を振り返ると、圧倒的に人気があるか、圧倒的な個人スタッツを残しているか、所属するチームが勝っているかということが選考に大きく関わっているようです。
そうなるとコンリーは所属チームのユタ・ジャズが今シーズン絶好調なのでそういった意味では有利に働くかもしれません。
コンリーの今シーズンのスタッツ(2021年2月15日現在)
https://jp.global.nba.com/players/#!/mike_conley
主要スタッツは他のオールスター候補の選手と比べると見劣りしてしまいますので、今度はチームの貢献度やディフェンス面などを見ていきます。
ディフェンスの貢献※『fivethirtyeight.com』『NBA.com』調べ
『fivethirtyeight.com』や『NBA.com』のデータを追っていくと、今シーズンのコンリーは非常に優秀な活躍をしていることが分かりました。
『fivethirtyeight.com』によると、全選手の中でディフェンスの貢献度で2位につけていたり、オフェンスとディフェンスのトータルの貢献度でもやはり2位に位置しています。ちなみに1位はどちらもエンビードです。※2021年2月15日調べ
https://projects.fivethirtyeight.com/nba-player-ratings/?player=Mike%20Conley&season=2021
続いて『NBA.com』では、DEFWS(ディフェンスでの勝利に対する貢献度)が1位のディンウィディーに次いで全選手中2位、ディフェンシブレーティングでも1位のルディ・ゲイに次いで2位、ネットレーティングもパトリック・べバリーに次いで2位など、非常に高水準であることが分かります。※2021年2月15日調べ
https://www.nba.com/stats/players/advanced-leaders/
ここまでを振り返ると、今シーズンのコンリーはファン投票ではオールスターに選ばれにくい位置にいて、一見個人スタッツでは目立たないものの、ディフェンスの貢献度ではリーグ屈指の高水準であるということが分かります。過去にこういった選手がオールスターに選ばれたことがあるのか?ということですが、2015年の当時ホークスに所属していたジェフ・ティーグが今シーズンのマイク・コンリーと似た状況でオールスターに選ばれています。
2015年のジェフ・ティーグとの比較
2015年のティーグのスタッツと今シーズン途中までのコンリーの主要スタッツを比較すると、非常に似ていることが分かります。
2015年オールスターのイーストのヘッドコーチが当時ホークスを指揮していたブーデンホルツァーだったということもあって、そのためティーグが選ばれやすかったというのも理由のひとつだと考えられます。他にもホークスからはホーフォード、ミルサップ、カイル・コーバーが選ばれているからっです。
そう考えると今シーズンチームが絶好調のジャズからもドノバン・ミッチェル、ゴベア、コンリーが選ばれたとしても不思議ではありません。
チームメイトのミッチェル、ゴベア、クラークソンもコンリーをオールスターに推しています。
https://twitter.com/spidadmitchell/status/1363018616250142720?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1363018616250142720%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fclutchpoints.com%2Fjazz-news-donovan-mitchell-rudy-gobert-leading-the-way-for-mike-conleys-all-star-campaign%2F
Shouldn’t even be a debate… https://t.co/nzZzVcxSAr
— Rudy Gobert (@rudygobert27) February 20, 2021
https://twitter.com/JordanClarksons/status/1363014625793433600?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1363014625793433600%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fclutchpoints.com%2Fjazz-news-donovan-mitchell-rudy-gobert-leading-the-way-for-mike-conleys-all-star-campaign%2F
まとめ
ここ最近はトレードの噂ばかりをテーマにして若干飽きてしまったので気分展開のためにも違う内容を選んでみました。
マイク・コンリーはあまり目立つタイプの選手ではないかもしれませんが、今シーズンはオールディフェンシブチームややオールスター選出のまたとないチャンスです。ぜひとも健康体でオールスターに選ばれてほしいものです。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
https://theadmiral50.net/nba/2020-21-nba-trade
https://theadmiral50.net/nba/2020-12-20-2020-21-jazz
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