22/23シーズン中盤のウルブズのトレード情報について

1月12日現在、ミネソタティンバーウルブズは20勝21敗でウェスタンカンファレンス9位という成績です。これはオフシーズンに大型トレードを実施したことを考えるとあまり思わしい結果をもたらしているとは言えない成績です。

もういちどこのオフに行なったトレードや補強を振り返ってみると、

2022/23シーズン前に行なったトレードと補強

IN

  • ルディ・ゴベア(ジャズ):ジャズとのトレードで獲得
  • カール・アンソニー・タウンズ:4年2憶2,400万ドルで契約延長
  • トーリアン・プリンス:2年1,600万ドルで契約延長
  • カイル・アンダーソン(グリズリーズ):2年1,00万ドルで契約
  • ブリン・フォーブス(ナゲッツ):1年229万ドルで契約
  • エリック・パスカル(ジャズ):1年契約
  • CJ・エレビー(ブレイザーズ):1年183万ドルで契約
  • ルカ・ガーザ(ピストンズ):1年163万ドルで契約
  • オースティン・リバース(ナゲッツ):1年290万ドルで契約
  • AJ・ローソン:2WAY契約
  • PJ・ドージー(マジック):Exhibit 10契約
  • ウェンデル・ムーアJr(SF):2022年1巡目26位で指名
  • ジョシュ・マイノット(SF):2022年2巡目45位で指名。4年680万ドルで契約。
  • マッテオ・スパニョーロ(SG):2022年2巡目50位で指名 ※ウルブズとは契約せず

OUT

  • マリーク・ビーズリー:ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに移籍
  • パトリック・べバリー:ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに移籍
  • ウォーカー・ケスラー:ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに移籍 ※1巡目22位のルーキー
  • ジャレッド・バンダービルト:ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに移籍
  • 2023年1巡目指名権:ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに放出
  • 2025年1巡目指名権:ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに放出
  • 2027年1巡目指名権:ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに放出
  • 2029年1巡目指名権(TOP5保護付き):ルディ・ゴベアとのトレードでジャズに放出

ルーキー

と、こんな感じです。ゴベア獲得のために主力3人+ルーキー含む1巡目指名権を4枚放出しています。これまでの成績を見る限りではこのトレードが成功したとは言えません。

ウルブズのエースはタウンズですが、このままチームが低調なままシーズンを終えるのなら、アンソニー・エドワーズを中心としたチーム作りに移行すべきという声も聞こえてきています。

では次にウルブズの主力の契約状況を確認してみましょう。

ウルブズの主力の契約状況

出典:Hoopshype.com

ちなみにゴベアの最終年はプレイヤーオプションになります。まだまだディフェンス面でNBAトップクラスのゴベアですが、最終年には34歳という年齢を考えるとなかなか動かしにくい選手です。

そうなるとタウンズは現在27歳で今後もまだまだ主力で働けます。次はタウンズの今シーズンの成績とケガの状況を確認していきましょう。

22/23シーズンのタウンズのスタッツ

これまでタウンズは21試合に出場し、平均20.8得点、8.2リバウンド、5.3アシスト、FG成功率50.5%、3P成功率32.5%というスタッツを残しています。ゴベア加入によって役割が変わったために平均得点とリバウンドが下がり、その代わりにアシストが平均で2本増えています。

出典:jp.global.nba.com

エリア別のシュート成功率はこんな感じです。大幅なロスター変更によるケミストリーの構築に時間が掛かるのは致し方ないでしょう。個人スタッツが下がったり、チームの不調も多少は目をつむるべきとは思います。ですが、タウンズはケガが非常に多いのは難点です。

タウンズは11月29日の試合を最後にふくらはぎのケガによって欠場していますが、The Athleticの1月4日の記事によれば、復帰にはまだ数週間かかるとのことです。

しかし、ウルブズは年が明けてから4勝1敗の好調です。これはゴベアがここ5試合でFG成功率70%越えと絶好調なのも影響しているでしょう。

オフシーズンに契約を延長したばかりのタウンズは夏になるまでトレードできません。そうなるとタウンズとゴベアのデュオは今シーズン終了まで続くことになるので、タウンズの復帰後にチームが上向くことを願うしかありません。

トレードの噂がある選手

USA TODAY Sports

トレードデッドラインで動かせる有力な選手はディアンジェロ・ラッセルになると予想されています。現在、ラッセル獲得の噂があるチームとして名前が挙がっているのはサンズ、ラプターズ、ヒート、レイカーズなどです。

具体的には、

  1. サンズ:クラウダー+サリッチ+シャメット+2024年1巡目指名権の交換権↔ラッセル
  2. ラプターズ:バンブリート+ケム・バーチ↔ラッセル
  3. ヒート:ラウリー+2023年1巡目指名権↔ラッセル
  4. レイカーズ:ウェストブルック+2027年1巡目指名権↔ラッセル+カイル・アンダーソン

他にもラッセルとのトレードとは別に獲得候補として名前が挙がっているのが、レイカーズのべバリー、ジャズのマイク・コンリーです。

ちなみにディアジェロ・ラッセルが Instagram でウルブズをフォローから外したことが話題になっています。

これはラプターズのバンブリートが2016年にラプターズに対して「自分に賭けろ」とアピールし、その後1憶ドル以上の契約を勝ち取ったことを真似しているのだと考えられています。つまり、ラッセルはウルブズに対して長期の大型契約の希望をアピールしたということです。

もともとタウンズがいたからこそラッセルがウルブズにやってきたのですから、このデュオが来年の夏には解体ということになれば、ラッセルがウルブズにこだわる理由がなくなります。

いずれにせよトレードデッドラインまでにチームの調子が上向かなければ、ラッセルのトレードは現実味を帯びてくるわけですし、ファンとしては見守るしかないでしょう。

まとめ

個人的にはタウンズが復帰してから当初の予定通りにゴベア、タウンズ、ラッセル、エドワーズを中心として戦って、べバリーやコンリー、またはドラギッチなどのベテランポイントガードを補強するという手段で行くべきだと思います。

というわけで結論は出たような出なかったようなふわっとした感じで締めることになりますが、今回はここで終わりにします。最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。また今回参考にしたサイトと関連するブログのリンクを貼っておきます。興味のある方はどうぞ。

https://hoopshype.com/salaries/minnesota_timberwolves/

https://www.yardbarker.com/nba/teams/minnesota_timberwolves/83

https://nbaanalysis.net/category/minnesota-timberwolves/

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2022シーズン序盤、ディアンジェロ ・ラッセルのトレードの噂について

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