今シーズンのクリス・ブーシェは昨シーズンよりも出場時間を得られていません。それがルール改正によるものなのか、ただのシュートスランプによるものなのかは分かりませんが、早く復調して昨シーズンのような活躍に期待したいところです。
今回はそんなクリス・ブーシェの今シーズンの活躍と、現在確認できるトレードの噂を追ってみようと思います。
クリス・ブーシェのスタッツ
昨シーズンと比べるとだいぶスタッツが落ちています。それでも直近の3試合ではFG%も50%を超えていますし、復調に期待したいですね。
シュートは不調だとしてもディフェンスは悪くないようで、今シーズンの対人ディフェンスの指数を見てみると、
全ポジションの被FG%と被3PFG%をよく抑えていることがわかります。特にスリーポイントは22.9%に抑えているので、ディフェンス面においては貢献度大ですね。
続いてブーシェが試合に出ているときとベンチにいるときのオフェンス/ディフェンスレーティングですが、試合に出ているときは得点と失点が少なく、ベンチにいるときの方が増えています。
この指数を見るとやはりオフェンスではあまり貢献できていませんね。
そんなオフェンスで苦労しているクリス・ブーシェですが、昨シーズンのような活躍ができれば欲しいチームはあるはずです。
次にクリス・ブーシェ獲得を考えているとされるチームのトレードパッケージを確認してみましょう。
フェニックス・サンズ
https://raptorsrapture.com/2021/11/06/raptors-suns-trade-chris-boucher-phoenix-young-talent/
2022年11月29日現在、16連勝中のサンズがわざわざトレードでブーシェを獲得するのかとは思いますが、ほとんど試合に出ていないジェイレン・スミスと2巡目2本でブーシェが獲れるなら悪くない話です。
しかもサンズはサリッチをケガで欠いている状況のため、ブーシェで補おうという意味もあるでしょう。
さらに言えばサンズはエイトンの契約延長も控えているので、将来のサラリーを少しでも軽くしておきたいというのも理解できます。
ミネソタ・ティンバーウルブズ
ウルブズの場合はサンズとはやや事情が異なり、ブーシェを補強することでプレーオフ出場を目指すことを意味します。
特にチームの核になるタウンズ、ラッセル、エドワーズ体制でそろそろプレーオフ出場という結果が欲しいはずですから、ディフェンスのできるブーシェ獲得は理にかなっていると思います。
今シーズンのウルブズはべバリーやプリンスなどのディフェンダーの活躍もあって、ディフェンスが向上しています。
そこにブーシェが加わればさらにディフェンスが強化されることは確かです。そういった意味ではこのトレードはアリではないでしょうか。
まとめ
ここまでクリス・ブーシェのトレード先候補のニュースを追ってきましたが、ラプターズで出場機会を減らしている今シーズンの状況を考えると、違うカンファレンスへの放出ならアリだと思います。
ラプターズは今後、渡邊選手の復帰でさらに出場時間は減ってしまう可能性があるので、ブーシェ放出も見返り次第で起こりそうです。
と今回はこの辺で終わりにしようと思います。いつも最後まで読んでくださってありがとうございます。また更新します。
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