2021年7月26日にペリカンズとグリズリーズ間でトレードが合意した模様です。今回はこのトレードによって両チームのチームサラリーの変化や今後の展望について調べてみようと思います。
まずはトレードの内容です。
ペリカンズ ↔ グリズリーズ
- ペリカンズ獲得:ヨナス・ヴァランチュナス、2021年17位指名権、2021年2巡目51位指名権
- グリズリーズ獲得:エリック・ブレッドソー、スティーブン・アダムス、2021年10位指名権、2021年2巡目40指名権、2022年1巡目指名権(レイカーズ経由:トップ10保護付き)
これは両チームとも納得のWIN-WINなトレードのように感じます。
ペリカンズはザイオンと相性の良い選手の補強を目指していたところに、オフェンスでスペースを作れるヴァランチュナスを獲得。さらにはブレッドソーとアダムスを出したことでキャップスペースを2,000万ドル空けることに成功しています。
グリズリーズはヴァランチュナスを出すことで短期的に見ると戦力ダウンしてしまった印象ですが、もともと持っていた17位指名権を10位にトレードアップし、同じく2021年2巡目51位指名権を40位指名権にトレードアップ。さらに2022年の1巡目位指名権(レイカーズ経由:トップ10保護付き)も獲得しています。
尚、トレードされたエリック・ブレッドソーはグリズリーズに留まる意思がないことが報道されています。
次は両チームのトレード後の指名権を確認してみましょう。
ペリカンズとグリズリーズの2021年のドラフト指名権
ペリカンズは今回のトレードで17位と51位をグリズリーズから獲得したということですね。ちなみにこの51位指名権はもともとブレイザーズのものですが、2019年にブレイザーズ→キャブス→ピストンズ→マブス→グリズリーズ→2021年にペリカンズにめぐりめぐってきたものだそうです。
グリズリーズは2021年17位指名権、と同じく2021年2巡目51位指名権を10位と40位にトレードアップさせたということです。
グリズリーズはもともとコアメンバーのほとんどがまだルーキー契約の若いチームなので、今年のドラフト10位指名権でどんな選手を獲得するのか注目が集まります。
というわけでグリズリーズが指名すると言われている選手を追ってみましょう。
グリズリーズが指名すると噂のジョッシュ・ギディー選手
オーストラリア出身、2002年10月10日生まれの18歳。身長200㎝の大型ポイントガードです。
オーストラリアリーグのNBLでは28試合平均で10.9得点、7.6アシスト、7.3リバウンド、1.1スティールの成績で新人王を獲得しています。
ESPNによると、このギディーには現在のところサンダーやマジックなど複数のチームが獲得を狙っているようです。
オーストラリア出身の大型ポイントガードというとベン・シモンズをすぐに連想しますが、似たタイプのNBA選手はジョー・イングルス、カイル・アンダーソン、エバン・ターナーなどだそうです。
ジャ・モラントと同時にフロアに出ることや身長を考えると、シューティングガードやスモールフォワードとして起用する可能性が高いです。イングルスやカイル・アンダーソンというと主役というよりは名脇役といった印象を受けます。
今回のオーストラリア代表には漏れたものの、これまでイングルスとも一緒にプレーしていますし、もしグリズリーズが獲得したらカイル・アンダーソンがチームメイトになるので、将来が楽しみな選手ですね。
と今回はこの辺で終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございました。また参考にしたサイトと関連するブログのリンクを貼っておきますので興味のある方はどうぞ。
https://thunderousintentions.com/2021/07/17/okc-thunder-draft-profile-josh-giddey/
https://theadmiral50.net/nba/2021-07-19-bojan-bogdanovic
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