惜しくもカンファレンスファイナルで敗れたセルティックスが来シーズンさらに飛躍するためにオフシーズンにやるべき4つのこと。という『clutchpoints』の記事を深掘りしていきます。
センターポジションの強化
プレーオフで惜しくもヒートに敗れてしまったセルティックスでしたが、やはり原因はインサイドのタレント不足、駒不足、それからチーム全体の経験不足という印象を受けた人も多いはずです。
アデバヨ相手にダニエル・タイス、エネス・カンター、グラント・ウィリアムス、ロバート・ウィリアムスなどをローテーションしながら上手く守っていましたが一歩及ばず。
ではセルティックスがペイント内のディフェンスを強化するために特にお勧めの選手はというと、
獲得するためにトレードが必要な選手
- ルディ・ゴベア(ジャズ)
- マイルズ・ターナー(ペイサーズ)
- スティーブン・アダムス(サンダー)
この内の1人でも契約できれば戦力アップ間違いなしですが、彼らをトレードで獲得するためにはセルティックスからも今のコアメンバーや将来の指名権の放出が必至のため、獲得するにはリスクが高いです。それでもこの中で狙い目なのはターナーです。
ターナーはサボニスの活躍もあってペイサーズでの立ち位置がやや不安定です。それに加えてヘッドコーチの交代、オラディポのトレードもあり得るペイサーズのチーム事情を考えると、ターナーを放出して見返りを求める可能性も充分にあり得ます。
単純にゴベアがインサイドにいれば一番理想的ですが、高年俸がネックです。アダムスもサンダーが出すとは考えにくいので、この中なら消去法でターナーがお勧めです。
では今シーズンのFAで狙い目の選手はというと、
FAのパワーフォワード、センター
- サージ・イバカ(ラプターズ)
- クリスチャン・ウッド(ピストンズ)
- ボビー・ポーティス(ニックス)
- モントレズ・ハレル(クリッパーズ)
- ハッサン・ホワイトサイド(ブレイザーズ)
- トリスタン・トンプソン(キャバリアーズ)
- マーク・ガソル(ラプターズ)
- ジェレミー・グラント(ナゲッツ)
- ナーレンズ・ノエル(サンダー)
- アーロン・べインズ(サンズ)
今シーズンのFA選手、なかなかインサイドの選手は豊作ではないでしょうか。この中でディフェンシブでフットワークが軽い選手をピックアップすると、イバカ、ウッド、ノエル。リムプロテクターとしてはホワイトサイド、トンプソン、ガソルも狙い目です。
さらに所属チームと上手くいっていない、または出場機会が少ない選手でいうと、トンプソン、ホワイトサイド、ノエルあたりが狙い目です。
セルティックスがスモールラインアップで今後も戦っていくとしたら、タイスの他にリム周辺を守れるビッグマンの補強が必ず必要になるはずです。
選手層を厚くする
セルティックスは非常に完成されたチームですが、プレーオフでは選手層の薄さが浮き彫りになりました。出場時間が長い順にテイタム、ブラウン、ウォーカー、スマート、ヘイワード、タイスがいて、続いてワナメイカー、ロバート・ウィリアムス、グラント・ウィリアムズ、カンターが試合に出ていましたが、プレーオフでは1試合当たり7、8人でローテーションすることが常だったことを考えると選手層を厚くするためにも補強が必要です。
セルティックスの課題はリム周辺のディフェンスです。前述したFA選手の中からセンターからフォワードまで守れる選手を1人か2人を契約できたら充分に戦力アップできます。
アシスタントコーチをグレードアップする
セルティックスのブラッド・スティーブンスはリーグの中でもトップクラスの優れたヘッドコーチです。それでもアシスタントコーチにベテランを加えることでチームの強化が期待できます。
特にこのオフシーズンにヘッドコーチ職を降りて、現在フリーの人材にスポットを当てると、
- アルビン・ジェントリー(前ペリカンズ)
- ネイト・マクミラン(前ペイサーズ)
- ブレッド・ブラウン(前シクサーズ)
彼らのような経験のあるコーチをアシスタントコーチに迎え入れることでスティーブンスの負担を軽くするとともに、戦略の幅を広げることができるはずです。
他にもマーク・ジャクソン、スタン・ヴァン・ガンディなどが候補に挙がっていますが、ここ数年コーチ業に携わっていないことから実現の可能性は低いと思います。
2020年ドラフト指名権を活用する
セルティックスは2020年のドラフト指名権を4本持っています。14位、26位、30位、47位の4本です。この4本を全員指名するよりもトレードアップか実績のある選手と交換することでチームを強化することができます。
エインジGMはこれまでネッツから大量の指名権を引き出したおかげで今のコアメンバーを集めることに成功しています。
このオフにエインジGMがどう動くか注目していきたいです。彼の仕事ぶりはもっと評価されるべきです。
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