Kemba & Tatum fuel Boston in Game 1!@KembaWalker: 18 PTS, 10 AST@jaytatum0: 21 PTS, 9 REB
Game 2: 5:30pm/et Tuesday on ESPN pic.twitter.com/i13NZVXp1W
— NBA (@NBA) August 31, 2020
カンファレンスセミファイナル第1戦で見事な勝利を収めたボストン・セルティックス。シーズン前はサイズ不足から昨シーズンよりも戦力ダウンを心配する声も多かったのですが、好調なラプターズ相手にも盤石な形で終始圧倒し続けました。この攻守にバランスの取れたチーム運営には本当に関心してしまいます。
そこで今回はボストン・セルティックス躍進の理由を近年のドラフトやトレードを振り返りながら深堀りしていきたいと思います。
スティーブンスHC就任から現在までの主なドラフト・トレードについて
現在のセルティックス躍進の理由のひとつとして、2013年にブラッド・スティーブンスをヘッドコーチに招いたことが挙げられます。今回はスティーブンスHCが指揮し始めたセルティックスのドラフトとトレードの動きを振り返ってみます。
- 2013年6月クリッパーズとのトレード
セルティックス獲得:2015年1巡目指名権 ↔ クリッパーズ獲得:ドック・リバースHC雇用権
- 2013年7月12日ネッツとのトレード
セルティックス獲得:ジェラルド・ウォーレス、クリス・ハンフリーズ、マーション・ブルックス、クリス・ジョセフ、キース・ボーガンス (サイン・アンド・トレード)、2014・2016・2018 1巡目指名権、2017年1巡目指名権(交換権)
ネッツ獲得:ケビン・ガーネット、ポール・ピアース、ジェイソン・テリー、D・J・ホワイト
- 2014年1巡目6位 マーカス・スマート ※ネッツの指名権
- 2015年1巡目16位 テリー・ロジアー、28位 R・J・ハンター
- 2016年1巡目3位 ジェイレン・ブラウン ※ネッツの指名権
- 2017年1巡目3位 ジェイソン・テイタム、2018年・2019年1巡目指名権 ※ネッツからの交渉権が1位になってさらにシクサーズとの1巡目2本もトレードで獲得
- 2017年7月4日 ゴードン・ヘイワードと4年1億2800万ドルで契約
- 2017年8月22日キャバリアーズとのトレード
セルティックス獲得:カイリー・アービング
キャバリアーズ獲得:アイザイア・トーマス、ジェー・クロウダー、アンテ・ジジッチ
- 2018年1巡目27位 ロバート・ウィリアムス
- 2018年7月19日 マーカス・スマートと4年5,200万ドルで契約延長
- 2019年1巡目14位 ロメオ・ラングフォード、22位 グラント・ウィリアムズ
- 2019年6月30日 ケンバ・ウォーカーと4年1億4100万ドルでマックス契約
- 2019年10月22日 ジェイレン・ブラウンと4年1億1500万ドルで契約延長
セルティックスの現在のコアメンバーといえば、ケンバ・ウォーカー、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、ゴードン・ヘイワード、マーカス・スマート。
こうして振り返ると2013年のネッツとのトレードでスマート、ブラウン、テイタムの3人を獲得したことがセルティックスのターニングポイントだったことがわかります。
また、ドラフトで獲得した生え抜きの選手達をしっかりと育成して、契約延長していることに好感が持てます。アービングやロジアー以外のほとんどの選手がそのままチームに残っていることから、スティーブンスHCのコーチングの上手さも伺えます。
2020年のセルティックスのドラフト指名権について
セルティックスは2020年のドラフト1巡目指名権を3本、2巡目を1本持っています。この指名権でそのまま4人指名するのか、トレードアップするのかはわかりません。
トレードアップの場合は来シーズンで契約が切れるゴードン・ヘイワードが大きく関わってくる可能性が高いです。
ゴードン・ヘイワードとの契約も名代と今後のコアメンバーのサラリーとについて
ケガがなければ活躍が見込めるヘイワードですが、1年3,400万ドルは高いと思います。今後ヘイワードと契約延長するかは分かりませんが、来シーズン、ヘイワードが健康で、さらにトレードデッドラインに他のチームがヘイワードを欲している場合は、将来の指名権や有望な若手選手を引き出せるかもしれません。
いずれにせよ、今後テイタムの契約も控えていますので、ヘイワードとの大型契約はあまり現実的ではありません。
まとめ
以上が「セルティックスのコアメンバーがどうして指名されたのか」という疑問を深掘りした内容になります。
ターニングポイントは2013年のネッツとのトレードでした。これによってテイタム、ブラウン、スマートの獲得に成功しています。
今後もエインジGM、スティーブンスHC体制が続く限りはセルティックスの将来に希望が持てます。
まずは今シーズンのプレーオフでチームがどこまでいけるのか注目していきたいと思います。
今回はダニー・エインジGMが過小評価されているという記事を参考にしました。
http://www.tankathon.com/celtics
https://hardwoodhoudini.com/2020/08/30/boston-celtics-2-hayward-trades/2/
https://clutchpoints.com/sports/nba/boston-celtics/