今回はペイサーズのビクター・オラディポがトレードされるだろうという内容の記事と、ペイサーズの新しいヘッドコーチ候補についてまとめていきます。
元ネタは『8points9seconds.com』の9月10日の記事です。
オラディポにトレードの噂が絶えない理由
ペイサーズはプレーオフで5年連続ファーストラウンドで敗退し、ヘッドコーチのネイト・マクミランを解雇しました。しかもこのマクミラン体制での直近の2年はスイープ負けという結果だったため、チームは今まさに大きな転換期にあります。
そんななか、2020/21シーズンで契約が切れるオラディポは、2度のオールスターに選出される実力者でありながら、その実績の割には2,100万ドルという割安な契約であるため、他のチームから常に獲得の噂が絶えません。
2019年1月24日のラプターズ戦で右脚大腿四頭筋断裂というケガを負ってからはまだ本調子ではないので、ケガが完治すれば今後さらに成長が見込める選手として認知されています。
ペイサーズはいま、このオラディポとの契約延長をどのくらいの金額で収めるかという問題に直面しています。
つまりケガから復帰したものの、トップコンディションに戻るかどうかが分からないオラディポに大型契約をあげるのか、あるいはトレードに出して見返りをもらうのかという選択を迫られているということです。
今後ペイサーズはサボニスと、T・J・ウォーレンを中心にしたチーム作りに移行するという噂があって、ケガによってトップフォームに戻るかわからないオラディポに見切りをつけてトレードすれば、サボニスとウォーレンの周りをその見返りで固めることが期待できます。
それではオラディポのトレード案にどんなものがあるか見ていきましょう。
サンズのケリー・ウーブレイ・Jrとのトレード
ケリー・ウーブレイ・Jrは今シーズン56試合に出場し、平均18.7得点、6.4リバウンドのスタッツを残していますが、3月に右膝半月板断裂のケガを負って現在リハビリ中です。契約の残りは20/21シーズンの1年のみで1,437万ドルになります。
カミンスキーは主にベンチからの出場で効率良くリバウンドや得点を稼ぐ選手で、ペイサーズのゴガ・ビタゼが成長するまでのローテーションの一角になる活躍が期待できます。
サンズの2020年の10位指名権については、ペイサーズがどう使うか分かりませんが、このトレード、サンズが放出し過ぎな印象を受けます。ウーブレイ・Jrとカミンスキーの2人で約2,000万ドルに達するのでオラディポとサラリー面では釣り合うと思います。オラディポが2回オールスターに選ばれているからこういったトレードになるのだろうと認識しました。
ネッツのルバートとのトレード
ネッツはデュラントとアービングに次ぐ3人目のスターを獲得するという噂があり、オラディポはずっとマークされている選手の1人です。
ルバートには常にケガのリスクがつきまとうため、将来を託すのに不安が残ります。ケガからチップコンディションに戻ったオラディポなら、今までの実績を考えるとオラディポが上という判断になるようです。
ペイサーズはクールッツをウォーレンのバックアップにできて、19位指名権についてはペイサーズが足りないピースを投資すればいいという意味合いで捉えています。
マーベリックスのティム・ハーダウェイ・Jrとのトレード
ハーダウェイ・Jrはマーベリックスの3番目のスコアラーとして活躍し、特にプレーオフでは平均17.8得点、3.5リバウンドのスタッツを残し、サラリーの面でもあと1年の契約で1,897万ドルと、その活躍の割にはお得感があります。これに18位指名権が付いてくるのはペイサーズにとっては悪くない話ではないでしょうか。
仮にハーダウェイ・Jrがフィットしなかったとしてもオラディポとの大型複数年契約を回避することができて、将来控える、ウォーレンやターナーとの契約延長時にキャップスペースを空けることができます。
ヘッドコーチ最終力候補は誰か?
複数のヘッドコーチ候補の名前が挙がっていますが、あのピストンズの英雄チャンシー・ビラップスがコーチになるのでは?というニュースが入ってきました。
アシスタントコーチを経ずにヘッドコーチになるというのは、最近ではスティーブ・ナッシュの件があったので就任したとしてもそれほど驚きません。
ポイントガード出身のコーチというのはマーク・ジャクソンやジェイソン・キッドなどの先人がいますが、ビラップスは現役時代クレバーでバスケットボールIQが高い選手で非常に勝負強い印象がありました。当時のピストンズをタフなディフェンスで優勝に導いた実績を考えると、ペイサーズのディフェンスの良い面をそのままアップグレードしてくれそうで実現したら楽しみです。
まとめ
これまでオラディポの潜在的なトレード案3つとビラップスがヘッドコーチになるという噂をブログにまとめてみましたが、トレードの話を振り返ると、サンズとのトレードがペイサーズにとって一番旨味があるのではないでしょうか。
サンズはこれまでウォーレンを金銭だけで放出した苦い過去がありますので、今後もそういった不可解なトレードを行なうかもしれません。
そもそもオラディポはトレードされない可能性だってありますが、こういう空想や妄想もオフシーズンの楽しみだと思って今回取り上げることにしました。
今回参考にしたサイトのリンクです。
https://8points9seconds.com/2020/09/10/indiana-pacers-3-realistic-victor-oladipo-trades/2/
https://theadmiral50.net/nba/phoenix-suns-cavaliers
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