ペイサーズが127対121で76ERSを破ってシーディングゲーム初戦に勝利しました。この試合で大活躍したTJ・ウォーレンはキャリアハイの53得点、スリーポイントも9/12の確率で決めました。
今回はそんなTJ・ウォーレンのこれまでのキャリアを振り返ってみたいと思います。
フェニックス・サンズ時代
- 2014年にドラフト14位でサンズに指名されたウォーレンは、5シーズンをサンズで過ごし、レギュラーシーズン通算261試合に出場。平均27.7分で14.4得点、4.1リバウンド、1.1アシスト、0.9スティール、FG成功率49.7%、3P成功率34.0%を記録。
- 2017年9月25日、サンズと4年5,000万ドルの延長契約。
- 2019年のドラフト当日、サンズはウォーレンと2019年32位指名権をペイサーズに放出して金銭を得る。※3年3,500万ドルのウォーレンのキャップスペースを空けたかったサンズが、ペイサーズにトレードした。
https://nba.rakuten.co.jp/news/1217/
当時の心境を本人がインタビューで語っています。
https://larrybrownsports.com/basketball/tj-warren-blasts-suns-trading-him/519445
「トレードが間違いだったことをサンズとNBAに証明したい。ペイサーズが正しい決定をしたことを示す準備はできている」
「俺は(3,500万ドルの)金銭より価値がある。サンズの判断が間違いだったことを証明するのは自分次第だ。」
というようにかなり怒っていることが分かります。当時のトレードを行なったサンズのGMはジェームズ・ジョーンズ。ヒートとキャブズで3回優勝したあのジェームズ・ジョーンズです。
ジョーンズGMはモンティ・ウィリアムズHCやリッキー・ルビオ、ケリー・ウーブレイ・JRなどと契約を結んでいますが、ウォーレンのこのトレードは近年でも稀に見る大失敗だと酷評されています。
インディアナ・ペイサーズに移籍後
ペイサーズに移籍してからはチームの主力として61試合、32.5分に出場し、平均18.7得点、4.0リバウンド、1.4アシストを記録しています。
今日のシーディングゲーム初日、8月2日の試合ではスリーポイントを9/12本決めていますが、今シーズンは10本以上スリーを打っていないので、本当に大事な試合で一番のピークを持ってきたということになります。
https://twitter.com/i/status/1289742871353004032
ペイサーズの今後のスケジュールについて
- 8月4日 ワシントン・ウィザーズ
- 8月5日 オーランド・マジック
- 8月7日 フェニックス・サンズ
- 8月9日 ロサンゼルス・レイカーズ
- 8月11日 マイアミ・ヒート
- 8月13日 ヒューストン・ロケッツ
- 8月15日 マイアミ・ヒート
8月2日現在。ペイサーズは40勝26敗で、4位のヒートに2ゲーム差、3位のセルティックスに3ゲーム差のイースト5位に着けています。
今日の試合ではブログドンがスクリメージのスパーズ戦で痛めた首の影響で欠場しましたが、代わりをアーロン・ホリデーが務めて勝利に貢献しました。
現在、足のケガでサボニスが欠場していますが、どうやら8月18日のプレーオフには間に合う予定だそうです。
仮にペイサーズが3位まで順位を上げた場合、76ersとプレーオフ初戦で対戦する確率が高いです。
今日の試合を観る限りではセルティックスやヒートとファーストラウンドで当たるよりはいくらかマシな気がします。
今後のペイサーズとウォーレンの活躍が楽しみになりました。