メンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.が、8月3日(日本時間4日)に行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦で左膝の半月板を断裂したため、“今季残り試合を全休するとチームが4日(同5日)に発表した。
https://nba.rakuten.co.jp/news/4783
またもショックなニュースが入ってきました。「膝の半月板を断裂」ってかなり深刻そうな感じがします。そこで過去にもNBA選手で同じ怪我をした選手がいないか。また復帰までどのくらい時間がかかったかを調べてみることにしました。
調べてみたら半月板には断裂と損傷の怪我があるようで、断裂の方が重症になるようです。
半月板の役割とはどんなものか?
そもそも半月板ってどの部分のことをいうのか、図を見ながら確認してみましょう。
この赤い部分が半月板になるそうです。ざっくり説明すると、半月板は軟骨でできた組織で、膝を安定させたり、衝撃を吸収するクッションとしての役割があるそうです。
スポーツ選手にこの怪我が多いのは、強い衝撃を膝が吸収できなかったり、ねじるなどの負荷がかかって損傷・断裂に繋がるためだそうです。
怪我について詳しく知りたい方はこちらをごらんください。
https://doctorsfile.jp/medication/257/
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/meniscal_lesions_of_the_knee/
半月板の靭帯、損傷の怪我をした選手と復帰までの期間
- ブランドン・ロイ:2010年4月に右膝半月板断裂 7か月後の2010年11月に復帰するも怪我を繰り返して2012年に引退
- ジェレミー・リン:2012年3月、左膝半月板損傷 7か月後の翌シーズンの開幕戦に復帰
- デリック・ローズ:2013年11月、右膝半月板断裂 9か月後の2014年8月30日のスペインで行われた世界選手権で復帰
- ザイオン・ウィリアムソン:2019年10月、左膝半月板損傷 約3か月後の2020年1月22日のスパーズ戦で復帰
半月板の怪我は断裂した場合でもローズのように9か月で復帰しているように、前十字靭帯と比較すると早く復帰できるようです。
ただ、復帰を急いだせいなのか、その後のキャリアで怪我の再発に苦しむ選手が多いように感じます。
今後治療と復帰を目指す選手
- ケリー・ウーブレイJr:2020年2月、右膝半月板損傷 復帰時期は最大で3~4カ月とみられている
- ジャレン・ジャクソンJr:2020年8月、左膝半月板断裂→ 2021年5月9日に復帰(9か月)
『NBC Sports』のカート・ヘリン記者は、来季開幕には間に合うだろうと報じている
https://news.infoseek.co.jp/article/rakutennbanews_rnbanews_4783/
半月板損傷か断裂かによって復帰時期が違ってきます。過去に断裂した選手が7か月以上で復帰していることから、2020/21シーズンの開幕が12月の予定なのでジャクソンが開幕で復帰を目指す場合は5カ月ほどの期間しかありません。再発する恐れも充分にあるので開幕復帰にこだわらずにじっくり治してほしいものです。