2023年10月8日現在のジェームズ・ハーデンのトレード情報を調べてみました。
ハーデンが6月にトレードを要求してからすでに4か月が経ちますが、なかなか決まらない状況が続いています。ハーデンが希望する移籍先はクリッパーズですが、シクサーズ側との折り合いがつかず現在に至っています。
今回は『The Athletic』のSam Amick氏の記事を基に、クリッパーズとシクサーズのトレードアセットの内容を確認していこうと思います。
クリッパーズが希望するトレードアセット
- ジェームズ・ハーデン
- 1巡目指名権(プロテクトなし)
- 指名権の交換権
シクサーズが希望するトレードアセット
- テレンス・マン
- 複数の1巡目指名権(2本以上)
トレードがなかなか成立しない主な理由
- クリッパーズがテレンス・マンを出したくない
- ハーデンの市場価値が下がっているため、彼の獲得を希望するチームが少なくなっている
- シクサーズGMのダリル・モーリーがハーデンのトレードに乗り気じゃない
①のテレンス・マンについては後で書くとして、②のハーデンの市場価値は確かに下がっていると思います。それは昨シーズンの実績での判断ではなくて、過去にトレード要求を繰り返し行なったことでわがままなイメージが付いていることが一番の要因でしょう。
個人的には③のモーリーがハーデンのトレードを真剣に考えていないことが成立しない理由の筆頭だと思っています。このままだと最悪の場合トレードデッドラインまで決まらない可能性もあります。そうなるとエンビードが不憫でなりません。
クリッパーズはハーデン獲得のためのドラフト指名権を他のチームと話し合っているそうです。
テレンス・マンについて
テレンス・マンはNBA入りして5年目のガードで現在26歳。昨シーズンは81試合に出場し、平均23.1分、8.8得点、FG成功率51.9%、3P成功率38.9%の成績を残しています。↓
スタッツは一見して平凡な印象を受けますが、プレーオフでの活躍やディフェンスでの貢献が高い選手なのでシクサーズが欲しいのも分かります。
テレンス・マンの23/24シーズンのサラリーは$10,576,923、24/25シーズンが$11,423,077ですが、まだクリッパーズとの契約延長交渉の話は確認できていません。
まとめ
このように、ハーデンのトレードはまとまりそうでまとまらない状況が続いています。気の毒なのはエンビードやシクサーズの選手達です。早く新しいシーズンに集中するためにも解決してほしいものです。
今回参考にしたサイトのリンク先と関連するブログのリンクを貼っておきます。最後まで読んで下さってありがとうございます。
ついに決定ハーデントレードの内訳
https://x.com/wojespn/status/1719233117100142839?s=20
- クリッパーズ獲得:ジェームズ・ハーデン、PJ・タッカー、フィリップ・ペトルシェフ
- シクサーズ獲得:マーカス・モリス、ニコラス・バトゥム、ロバート・コビントン、ケニオン・マーティンJr、2028年1巡目指名権、 2巡目指名権と指名権交換
もうこのトレードはなくなったのかな?と思っていたら急に決まりました。クリッパーズはハーデンとウェストブルックを同時期用するのかはまだわかりませんが、今シーズンに賭けているのがよくわかります。
シクサーズもこれでシーズンに集中できるのでこれはこれでよかったのではと思います。