今回はピストンズの2022/23年のシーズンの振り返りと、2023年のオフシーズンについて調べていきたいと思います。
シーズン開幕前のロスターと最終成績について
シーズン開幕前のピストンズは将来性豊かな若手を中心としたロスターを形成している、とても楽しみなチームでした。
開幕当初のロスターを振り返ってみると、バックコートにはケイド・カニングハムやドラフト5位のジェイデン・アイビー、キリアン・ヘイズ、サディック・ベイなどがいて、フロントコートにもアイザイア・スチュアート、ドラフト13位のジェイレン・デューレン、マービン・バグリーⅢ世。そこにベテランのボヤン・ボグダノビッチ、アレック・バークス、コリー・ジョセフ、ナーレンズ・ノエルなどが控えているという、なかなか魅力的なメンバーでした。
しかし、シーズンが始まって間もなくカニングハムをケガで欠くと、シーズン中に2回の11連敗を記録するなど、リーグ最下位の17勝65敗という結果に終わりました。
2022/23シーズンは残念な結果に終わりましたが、そのかいもあってドラフトロッタリーで上位4位の権利を有しているため、来シーズン以降に期待が持てるという意味では良かったと思います。
また、もうひとつ明るいニュースは2人のルーキーがオールルーキーチームに選出されるという快挙です(ジェイレン・デューレンが1stチーム、ジェイデン・アイビーが2nd入り)。
今後はケーシーHCの後の新しいヘッドコーチを決めることであったり、ジェームズ・ワイズマンを獲得したことによるフロントコートの選手の整理が必要になります。
というわけで今後の展望を確認してみましょう。
2023年オフシーズンの今後の展望
- 新しいヘッドコーチの選定
- 2023年のドラフト指名権について
- 契約を見送るべき選手について
①についてはThe Athleticによると、大学バスケで実績のあるケビン・オリー、バックスのアシスタントコーチのチャールズ・リー、ペリカンズのアシスタントコーチのジャロン・コリンズら3名が最有力候補に名前が挙がっているようです。余談ですが、バックスはブーデンホルツァーが解雇されたばかりということもあって、アシスタントコーチは他のチームから激しい勧誘が起こりそうです。
②のドラフト指名権は1位と31位です。※ドラフトロッタリーで確定
ピストンズが1位を引く確率は14%でしたが、結果は5位でした。1位ならウェンバンヤマ一択だったと思いますが、5位だとどうなるのか。トロイ・ウィーバーGMは5位をトレードすることも視野に入れているようです。31位に関してもチームには若手がたくさんいることもあって同様のことが起こるかもしれません。
③の契約を見送るべき選手については、キリアン・ヘイズとジェームズ・ワイズマン、マービン・バグリーⅢ世らの名前が多く目にします。特にキリアン・ヘイズはシューティング能力を疑問視されていることから、放出候補筆頭に名前が挙がっています。
ピストンズのオフシーズンについては、ヘッドコーチを決めることと、ドラフトで誰を指名するかによって運命が大きく変わります。今の段階では何とも言えないので新しい情報を待ちたいと思います。
問うわけで今回の最後まで読んで下さってありがとうございました。また更新します。
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