今回はクリッパーズの2022/23年のシーズンの振り返りと、2023年のオフシーズンについて調べていきたいと思います。
シーズン最終成績と両エースが一緒にプレーした成績について
クリッパーズはレギュラーシーズンを44勝38敗のウエスト5位でプレーオフに進出しましたが、ポール・ジョージ、レナードのデュオをケガで欠いたこともあって、1回戦でサンズに1勝4敗で敗れシーズンを終えました。
このデュオが誕生した当初は、「優勝に一番近いチームになった」と誰もが思ったはずですが、これまで両エースがケガで揃わないシーズンが続いています。そして気が付けばレナードももうすぐ32歳、ポール・ジョージも33歳になるため、このデュオを中心としたチーム作りも残り少ないかもしれません。
両エースが揃いさえすれば優勝に最も近いチームになるはずですが、なかなか難しいですね。2人が揃えばチームは勝てるということは下のデータで確認できます。
If season ends tomorrow, here's Kawhi Leonard & Paul George's records in their first 4 years together with Clippers:
2019-20:
50 games played (27-10 reg, 7-6 post)2020-21:
54 games played (32-11 reg, 6-5 post)2021-22:
0 games2022-23:
38 games played (24-14 reg, 0-0 post)— Tomer Azarly (@TomerAzarly) April 25, 2023
またstatmuse.comによれば、このデュオが一緒にプレーした4年間の成績は83 勝 35 敗で、勝率70.3%だそうです。しかし、肝心のプレーオフでは、36 試合中 24 試合 (66%) しか一緒にプレーできていません。
https://www.statmuse.com/nba/ask/kawhi-leonard-and-paul-george-record-when-playing-together
クリッパーズのロスターの契約状況について
ポール・ジョージとカワイ・レナードの契約は来シーズンの1年のみ。翌シーズンは2人ともプレイヤーオプションの権利があることから、やはり来シーズンが最後のチャンスと考えていいでしょう。
クリッパーズのローレンス・フランク社長は、エリック・ゴードンとメイソン・プラムリーとの再契約を望んでいると明言しています。ということはエリック・ゴードンのサラリーは決定的でしょう。
あとはマーカス・モリス、ロバート・コビントン、ニコラ・バトゥーム、そして一番気になるウェストブルックとの契約はどうなるのか?についてですが、チームはウェストブルックとの再契約を明言しています。
この中でローテーションから外れがちなロバート・コビントンはトレード放出候補になりそうです。
2023年オフシーズンの今後の展望
- ウェストブルックとの契約
- エリック・ゴードンとの契約
- メイソン・プラムリーとの契約
- 2023年ドラフト30位、48位について
- トレード獲得候補について
- レナードとジョージの復帰時期について
①②③については問題ないように思います。また④のドラフトについても今後どうなるかは不透明です。
⑤のトレード獲得候補については噂レベルではありますが、bleacherreport.comで情報を確認できました。
- ダグ・マクダーモット(スパーズ):$13,750,000×2年
- タイアス・ジョーンズ(グリズリーズ):$15,000,000、$14,000,000の2年
- テリー・ロジアー(ホーネッツ):$$21,486,316、$23,205,221、$24,924,126、$26,643,031の4年(最終年はチームオプション)
この中でベテランシューターのマクダーモットは比較的簡単に獲得できそうです。ロジアーはノーマン・パウエルとエリック・ゴードンがいれば必要ないように思います。タイアス・ジョーンズは確かに魅力的ですが、グリズリーズがそうそう出さないでしょう。
⑥の両エースのケガからの復帰時期についてですが、ポール・ジョージは思ったよりは重症ではないようですし、レナードの膝の半月板断裂というケガについては、平均して7~9か月で戻ってくる選手が多いので、恐らく復帰時期は12月か1月くらいになりそうです。
NBA選手が半月板断裂の怪我をしたら復帰までどのくらいかかるか?
と、こんな感じで今回はクリッパーズの2023年オフシーズンについて調べてみました。来シーズンはレナードとジョージ、そしてウェストブルックを中心としたチームになるかと思いますが、全員を欠くことなくプレー出来れば優勝候補上位であることに変わりはありません。
今回はこの辺で終わりにします。最後まで読んで下さってありがとうございました。