今回はESPNがサンズのジェイ・クラウダーがトレードされる可能性があると報じている件について、もう少し詳しく調べていこうと思います。
というわけで本題に入る前にジェイ・クラウダーの昨シーズンのスタッツと契約状況を確認してみましょう。
ジェイ・クラウダーの過去3シーズンのスタッツと残りの契約状況について
- 2021/22:平均9.4得点、5.3リバウンド、1.9アシスト、1.4スティール、FG39.9%、3PT34.8%
- 2020/21:平均10.1得点、4.7リバウンド、2.1アシスト、0.8スティール、FG40.4%、3PT38.9%
- 2019/20:平均11.9得点、5.4リバウンド、1.8アシスト、1.3スティール、FG48.2%、3PT44.5%
過去3シーズンのクラウダーの主要オフェンススタッツです。こうして見ていくとあまり変わっていないようにも感じますし、緩やかに落ちていっているようにも見えます。
特に昨シーズンはFGとスリーの成功率が落ちています。32歳という年齢と3年契約の最終年(1,020万ドル)ということを考えると、確かにサンズがクラウダー放出を考えても不思議ではありません。
では実際にクラウダー獲得に動くという噂のあるチームの情報を追っていきましょう。
ボストン・セルティックス
セルティックスはFAで獲得したガリナリがACLのケガで全休ということもあり、クラウダー獲得に動くのはないか?と言われています。しかもガリナリの全休によって、サラリーの約半分にあたる320万ドルが浮くことになったので、そういった意味でもセルティックスはクラウダーを獲得しやすい状況にあります。
さらにクラウダーは2014年から2017年までの3シーズンをスターターとしてセルティックスで過ごし、カンファレンスファイナルまで進出しています。
ですが、クラウダー獲得のためにセルティックスが用意できるアセットはというと、それはなかなか難しいようで、噂ではデリック・ホワイト、グラント・ウィリアムズ、ペイトン・プリチャードのうちの誰かと2巡目指名権になるようです。
ニューヨーク・ニックス
ニックスがクラウダーをトレードで獲得する場合の候補の選手はレディッシュと言われています。
確かにレディッシュはニックスで出場機会に恵まれているとは言えないですし、トレード要員として名前が挙がるのも致し方ないでしょう。
ですが、サンズが欲しい選手かと言えばそうでもないような気がします。ニックスはクラウダーを欲しいかもしれないですが、サンズがレディッシュに興味がない場合はトレード成立は難しいような気がします。
ニックスが現実的に追う選手はカーメロ・アンソニーやラマーカス・オルドリッジなどのベテランで比較的安価で獲得できるFAの選手になるのではないでしょうか。
マイアミ・ヒート
クラウダーが2019/20シーズンにヒートの選手としてファイナルに進出したことはまだ記憶に新しいですが、ヒートもやはりクラウダー獲得のためのアセットを用意するのは難しいでしょう。
ヒートが仮にダンカン・ロビンソンを出したいと思っていても、サンズが要らないと判断する可能性が高いからです。
サンズがヒートから欲しい選手がいるとしたら、それはタイラー・ヒーローやマックス・ストゥルースなどになるはずなので、このチーム間でのトレードもまた難しくなりそうです。
ロサンゼルス・レイカーズ
新しくレイカーズのトレード案が出ていたので追記します。
クラウダー↔ロニー・ウォーカー+ケンドリック・ナン+2023年2巡目指名権というものです。これはどうなんでしょうか?サンズにメリットはあるのかと言えばあるようなないような・・・。ウォーカーはともかく、ナンは1年プレーしていないのでコンディションがよくわかりません。
まとめ
いまのところセルティックス、ニックス、ヒート、そして新たにレイカーズがクラウダー獲得に動くとみなされていますが、サンズに魅力的なアセットを用意できるチームではないように思えます。
今回はこの辺で終わりにします。今回参考にしたサイトのリンクを貼っておきますので興味のある方はご覧ください。いつも最後まで読んで下さってありがとうございます。