今回は再建期に入ったユタ・ジャズのトレードの噂を深掘りしてみようと思います。
まずは2022年9月15日現在、ジャズのトレード候補と言われている選手を確認してみましょう。
ジャズのトレード候補と言われている選手と残りのサラリー
- マイク・コンリー(PG):34歳 ※20/21シーズンにオールスター選出、平均13.7得点
- ボヤン・ボグダノビッチ(SF):33歳 ※3P成功率キャリア平均39.2%、平均 18.1 得点
- マリーク・ビーズリー(SG):25歳 ※3P成功率キャリア平均38.6%、平均12.1得点
- ジョーダン・クラークソン(SG):30歳 ※20/21シーズンにシックスマン賞受賞、平均16得点
最近チームに加わったマルッカネンを除いた4人のサラリーを確認すると、ボグダノビッチだけが1年で契約が切れますが、コンリー、ビーズリー、クラークソンはもう1年契約が残っています。
その内最もベテランのコンリーは残り2年約4,700万ドルと、この中で最も重たい契約を残しているため、他のチームもコンリーを獲得するには二の足を踏むだろうと言われています。
では他の選手はというと、ビーズリーは翌シーズンにチームオプション(チームに有利な契約)、クラークソンはプレイヤーオプション(選手に有利な契約)のため、比較的他のチームが獲得しやすいのはビーズリーということになります。
また、ビーズリーもクラークソンもベンチからの出場で効率良く得点を取れるタイプの選手なので、セカンドユニットに得点力を欲しているチームが獲得を考えているはずです。
ただし、USA Todayの記者によれば、彼らよりも1年で契約が切れるボグダノビッチの方が人気があるとみているようです。
以上のことからトレード市場で評価の高い選手を順に並べると、
- ボグダノビッチ
- ビーズリー
- クラークソン
- コンリー
ということになります。ビーズリーとクラークソンを比べると、シックスマン賞を受賞したことがあるクラークソンの方が評価はのはずですが、翌シーズンがチームオプションでさらにまだ25歳というビーズリーもなかなか人気と言えるのではないでしょうか。
では、彼らをトレードで獲得するのでは?と言われているチームはというと、最も有力なのがレイカーズと言われています。
レイカーズがジャズとトレードしたいと思われている理由
これはやはりコーチが変わってもレイカーズがウェストブルックをトレードしたいだろうということが一番の理由に挙げられます。
ブリーチャーリポートにこんなトレード案を見つけました。
- レイカーズ獲得:マイク・コンリー、ボヤン・ボグダノビッチ、ダグ・マクダーモット(スパーズ)
- ジャズ獲得:ラッセル・ウェストブルック、ヤコブ・パートル、2027年1巡目指名権(レイカーズ)、2029年1巡目指名権(レイカーズ)
- スパーズ獲得:2025年2巡目指名権(ジャズ)、2025年2巡目指名権(レイカーズ)、2026年2巡目指名権(ジャズ)
このトレードにスパーズが応じるとは思えません。ヤコブ・パートルとマグダーモットなら1巡目指名権2本以上はもらわないと割に合わないからです。
レイカーズとジャズは悪くない気がします。スパーズが1巡目指名権を2本以上もらえるならまだ成立しそうですが・・・。
というわけで今回はジャズのトレード候補の選手の確認とトレードの噂があるレイカーズのトレード案を確認してみました。このトレードが実現することは難しそうですが、シーズン中にジャズの選手が動く可能性は極めて高いはずです。今後もジャズの動向を追っていこうと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。ではまた更新する日まで!