今回はシクサーズがベン・シモンズのトレードに新たにトバイアス・ハリスを追加し、さらにそのトレード候補がホークスで、ジョン・コリンズとダニーロ・ガリナリがセットになるのではないか?
という噂を深掘りしてみようと思います。
https://twitter.com/kylekuzma/status/1480941579653337092?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1480941579653337092%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fbleacherreport.com%2Fnba
噂の出所はESPNということですが、なかなかインパクトのある話です。ではこのトレードの話が出る理由と両チームのサラリーの内訳を比べてみましょう。
シクサーズがトレードを行なう理由
- ベン・シモンズがチームからのトレードを希望している
- トバイアス・ハリスがその契約に見合った活躍をしていない
- 高いサラリーの選手を放出したい
他にもあるかもしれませんがこれが大きな理由ではないでしょうか。
- シクサーズはシモンズにコートに戻ってもらう意志があるという話も聞きますが、正直どういった顔や態度でシモンズが戻って来れるというのか全く想像もつきません。
- 今シーズンのトバイアス・ハリスは2022年1月11日付で平均18.4得点、7.5リバウンド、3.9アシスト、FG成功率45.5%、3P成功率29.5%という成績を残しています。
これは5年1憶8,000万ドルの契約を交わした選手としてはちょっと物足りない印象です。せめて昨シーズンくらい高いシュート成功率(FG51.2%、3P39.4%)を残していればいいのでしょうが・・・。
- シモンズのサラリーが残り4年1憶4,668万ドル。ハリスが3年1憶1,100万ドル。今後プレーする意志のない選手と期待値を下回るパフォーマンスの選手にこれだけを支払うくらいならトレードで対価を得たいというわけです。
次はホークスの視点で見ていきましょう。
ホークスがトレードを行なう理由
- ジョン・コリンズがチームに対して不満を持っている
- チームの成績が上向かない
- ガリナリの活躍がサラリーと見合わない
- ホークスのファーストオプションはトレイ・ヤングで間違いないでしょうし、コリンズもそれは受け入れているとは思います。しかし、トレイ・ヤングの1試合あたりのFGAが21.1本なのに対して、コリンズは12.1本。不満があるという噂が出るということは、コリンズとチームの間に何らかのコミュニケーション不足が原因なのでしょう。今後さらに関係がこじれたら放出もあり得るのだと思います。
- 今シーズンのホークスは2022年1月12日付で17勝22敗でイースト12位です。これは昨シーズンイースト4位だったことを考えると良い状況ではありません。
- ガリナリはベンチから22.2分の出場で9.8得点、4.2リバウンドのスタッツを残していますが、残り2年約4,200万ドルの契約に見合うかと言えば疑わしいです。
以上がホークスがトレードを行なう理由になります。ホークスはベン・シモンズを欲していると言われていますが、トバイアス・ハリスは要らないというのが大方の見方なようです。
シクサーズはプレーする意志のないシモンズを高い対価で売りたいというのは理解できるものの、要求が高すぎてまとまるものもまとまらないという状況ではないでしょうか。
ホークスはデアンドレ・ハンターをケガで欠いているとはいえ、昨シーズンとそれほど変わらないロスターを擁していながらも勝てない状況にテコ入れをするべきでしょう。
このトレードが成立するかはわかりませんが、両チームともトレードデッドラインまでに状況が上向かなければ成立するかもしれません。いずれにせよ今後活発になるトレードの情報を追っていきたいと思います。
今回はこの辺で終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございました。