ジョシュ・ハートの今シーズンのスタッツについて
今シーズンのペリカンズはザイオンの欠場の影響もあって、19試合を消化して3勝16敗と苦戦が続いています。
そんな中でもジョシュ・ハートは、平均11.7得点、6.0リバウンド、3.5アシストというスタッツを残しており、得点とアシストに関してはキャリアハイの活躍です。
リバウンドが得意な3&Ⅾタイプの選手という珍しい特徴を持つジョシュ・ハートですが、今シーズンは1試合で11アシストを記録するなど、プレイメーカーとしても活躍しています。
ペリカンズのチーム状況が芳しくないため、ジョシュ・ハートのチームへの貢献度が判断しづらく、特にディフェンダーとしての指標を表わすディフェンスレーティングでは、チームの111.4に対し、ジョシュ・ハートが出場している時間帯である、ON COURT118.5、OFF COURT103.2と、かえって試合に出ている時間帯の方が悪い数字になっています。
昨シーズンがチーム113.3、ジョシュ・ハートのON COURT112.1、OFF COURT112.6だったので、今シーズンのチーム状況がいかに悪いかがよく分かります。
ジョシュ・ハートがディフェンスでマッチアップしたポジション別の被シュート成功率(相手のシュート成功率)という、さらに突っ込んだスタッツ確認してみると、
Fはフォワード登録の選手という意味ですが、Fの選手のFG%が53.4%と高くなっている反面、ガードに対しては40.2%に抑えています。
また3P%では全ポジションで38.5%に抑えているのでこれは良い数字ではないでしょうか。
SFLはシューティングファールです。
フォワード登録の選手にシュートを高い確率で決められている原因は、ジョシュ・ハートが身長198㎝なので、自分より背の高い選手とマッチアップした場合は不利になります。しかも今シーズンはザイオンが欠場中のため、本来のガードポジションの選手とのマッチアップが減っていることも不利に働いているようです。
シュート成功率について
Restricted Areaは一番ゴールに近いところでここではレイアップ中心に66.1%の確率で決めています。
Above the Break 3の位置から一番スリーを多く放っていますが、ここはガードの選手が一番打っている場所になります。コーナースリーは打っている回数こそ少ないですが、高い確率で決めているのでもっと打てる機会が増えればさらに活躍できそうです。
まとめ
ここまでジョシュ・ハートの今シーズンの活躍について調べてきましたが、彼は3年3,800万ドルの契約をこのオフシーズンに結んだばかり。年齢も26歳なので長期的にチームに貢献できる見込みのある選手です。
まだ具体的に獲得を表明しているチームがあるわけではありませんが、トレードデッドライン間際には他のチームから確実に狙われる選手になるはずです。
ザイオンが復帰してチームがプレーオフを狙える位置にいるならトレードの話は出ないでしょうが、それも厳しい位置にいることは確かです。
今後ジョシュ・ハートがどうなるかはわからないものの、その活躍には注目していきたいですね。
今回はこの辺で終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございました。また更新します。
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