今回はアトランタ・ホークスのキャメロン・レディッシュについて調べていきます。
レディッシュは2019年のドラフト10位でNBA入りして今シーズンで3シーズン目を迎えます。これまでホークスでは主にベンチから20分程度の出場時間を得ていますが、度重なるケガのせいでいまいちブレイクできない選手という印象があります。
今回はそんなキャメロン・レディッシュに期待を込めて、これまでの成績を振り返るとともに、彼がホークスで置かれている状況を整理していこうと考えています。それではさっそく個人スタッツを見ていきましょう。
レディッシュのキャリアスタッツ
ちょっと見えづらいかもしれませんがレディッシュのキャリアスタッツです。今シーズン、といってもまだ2試合しか経過していませんが、ベンチからの出場で1試合平均19.5得点と昨シーズンから大幅に数字を伸ばしています。
ベンチからこの活躍を続けていたらシックスマン賞の有力候補になりますし、MIP賞でも上位に食い込むこと間違いありません。
しかし、もうひとつ注目したいのは出場試合の少なさです。ルーキーシーズンは58試合中34試合、2年目も26試合中21試合をスターターとして出場していたものの、ケガによって出場機会を減らしてベンチメンバーになっています。
これがいまいち彼がブレイクしきれていない大きな要因です。
ホークスのロスターと起用の序列
スターター
- PG:トレイ・ヤング
- SG:ボグダン・ボグダノビッチ
- SF:デアンドレ・ハンター
- PF:ジョン・コリンズ
- C:クリント・カペラ
ベンチ
- PG:ルー・ウィリアムズ、デロン・ライト、シャリフ・クーパー
- SG:ケビン・ハーター
- SF:ダニーロ・ガリナリ、キャム・レディッシュ、ソロモン・ヒル
- PF:オニエカ・オコング、ジェイレン・ジョンソン
- C:ゴーギー・ジェン
ロスターを確認するとレディッシュはSFの序列で2番手か3番手というポジションにいます。今シーズンこのまま活躍し続ければ2番手、あるいは1番手に浮上できるという状況です。
またレディッシュをSF/SGとして捉えるとボグダノビッチやケビン・ハーターもライバルになるので、そうなるとまた序列が変わってきます。
ライバルの契約状況
上の表でレディッシュのチーム内のライバルとの契約状況を比較していきましょう。
まず2019年の同期であるデアンドレ・ハンター。レディッシュがケガなくプレイしていれば序列で逆転していたかもしれません。契約期間が同じなので一番のライバルと考えていいでしょう。
ガリナリとボグダノビッチはプレースタイルもサイズ感も違うものの、レディッシュにとっては超えなくてはならない、あるいは違いを見せつけなければならない存在です。しかし彼らはすでに実績のあるベテランです。純粋なレディッシュのライバルとして考えるのは違う気がします。
そうなると1年先輩にあたるケビン・ハーターが先日交わした、4年6,000万ドルという契約がレディッシュにとって今後の目標ないし目安になります。
つまりレディッシュの今後の活躍がハーターの契約超えに繋がってくるということです。
まとめ
ここまでキャメロン・レディッシュについて調べてきましたが、選手としてのポテンシャルは非常に高く、今後の活躍に期待が持てます。このままケガすることなく活躍し続ければMIPを獲得しても不思議ではありません。
チーム内のライバルとの序列を覆すためにも健康を維持し続けてほしいですね。
というわけで今回はこの辺で終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございました。
また関連するリンクを貼っておきます。
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