キングスのマービン・バグリーⅢ世は、間もなくチームの構想から外れてトレード先を検討されるものと考えられています。
今回はそんなマービン・バグリーのこれまでの活躍を振り返るとともに、彼の獲得に向けて動くであろうチームの情報を追いかけていこうと思います。
マービン・バグリーⅢ世の過去の成績について
昨シーズンは43試合の出場で平均25.9分、14.1得点、7.4リバウンド、0.5ブロック、FG成功率50.4%を記録していますが、昨シーズンのレギュラーシーズンは72試合だったので30試合近くを欠場したことになります。欠場の原因はケガです。
バグリーはプロ入りしてから3年、ケガでおよそ半分ほどしか試合に出ていません。ケガの内容は主に左右の膝の捻挫です。右が回復したら今度は左を痛めて、左が回復したと思ったら次は右・・といったようなことを繰り返しています。
マービン・バグリーは2018年のドラフト2位でNBA入りしましたが、これはドンチッチよりもひとつ上の順位だったということもあって、NBAドラフト史上最大のミスのひとつとして数えられています。
彼がもう少しでも活躍していればここまで酷い言われ方はしなかったのでしょうが、故障が続いてしまっていてはそう言われても仕方ありません。
とはいえまだ22歳で伸びしろはあるはず。次は獲得に向けて動くと思われるチームの情報を追っていきます。
オクラホマシティー・サンダー
現在サンダーのロスターに純粋なビッグマンと呼べる選手がデリック・フェイバーズとマイク・マスカラの2人しかいません。どちらもベテランで長期的にチームに在籍するビジョンが持てないため、バグリーのような若手のパワーフォワードは、いくらケガがちと言えども貴重な戦力として重宝するはずです。
キングスがバグリーに契約延長オファーを出さないということは、この3年間でバグリーを見限ったと判断できます。それなら将来の指名権と交換するという判断は間違っていません。
ボストン・セルティックス
セルティックスにはアル・ホーフォードとエネス・カンター、ロバート・ウィリアムズという3人のビッグマンがいるものの全体的にはサイズ不足という印象です。そのため将来を担うビッグマンが欲しいところです。
キングスは見返りにラングフォードとグラント・ウィリアムズと2巡目指名権を受け取るわけですが、これはバグリーの見返りとして考えると若干見劣りします。エルナンゴメスやシュルーダーなどが含まれていれば考えものですが、これでは成立しそうにありません。
他のチームでマービン・バグリーの獲得がお勧めと言われているのが、ブレイザーズ、マジックです。
ブレイザーズにはヌルキッチとラリー・ナンスJrがいますが、ペイント付近においてオフェンス面での火力不足という問題があります。
マジックもジョナサン・アイザックがケガから戻ってくるまでフロントコートの選手が不足していることから、このような噂が立つのでしょう。
まとめ
今回はキングスのマービン・バグリーのトレード先候補という内容でしたが、ケガがなければまだまだ可能性にあふれる魅力的な選手であることに疑いの余地はありません。ただし今後長いキャリアを健康な状態で成長していける選手かどうかは未知数です。
獲得することにリスクはあるものの、今シーズン中に獲得すれば残り2年2,600万ドルほどの契約で済めばそれほどダメージには至らないのではないでしょうか。
今回も参考にしたサイトのリンクと関連するブログのリンクを貼っておきます。最後まで読んでくださってありがとうございました。
https://hardwoodhoudini.com/2021/09/25/boston-celtics-cs-steal-bagley-kings/
https://theadmiral50.net/nba/2021-08-30-kings
https://theadmiral50.net/nba/2021-22-9-21-thunder
https://theadmiral50.net/nba/2021-08-21-celtics
https://theadmiral50.net/nba/2021-22-9-15-blazers
https://theadmiral50.net/nba/2021-10-14-buddy-hield
https://theadmiral50.net/nba/2021-09-11-magic
https://theadmiral50.net/nba/2021-10-17-magic-3-players