CJ・マッカラムとトバイアス・ハリスのトレードはかなり良さそう

というわけで今回はinquisitr.comで紹介されていたCJ・マッカラムとトバイアス・ハリスをトレードしたら・・という記事を深掘りしていきたいと思います。

https://www.inquisitr.com/6495083/nba-rumors-sixers-could-explore-trading-tobias-harris-for-cj-mcc

CJ・マッカラムとトバイアス・ハリスは2人ともトレードの噂が絶えませんが、今回はその2人をトレードしたら上手くいくのでは?という観点で話を進めていきます。

偶然にもサラリーがほぼ一致

出典:HOOPSHYPE

CJ・マッカラムは2021/22シーズンから3年1憶ドルの契約がスタートし、対してトバイアス・ハリスは2019/20シーズンから5年1憶8,000万ドルの契約をスタートさせて2023/24シーズンで契約が終わります。

つまり偶然にもこの2人の契約が終わるのが同じタイミングということもあって、今はこの2人をトレードしやすい状況ということになります。

トバイアス・ハリスがシクサーズで結んだとてつもない大型契約も残り3年ともなれば取引先が見つけやすくなったということです。

トレードが成立した場合の両チームの予想スターター

次はこのトレードが成立した場合の両チームの予想スターターを比べてみます。

ブレイザーズ
  • PG:デイミアン・リラード
  • SG:ノーマン・パウエル
  • SF:トバイアス・ハリス
  • PF:ロバート・コビントン
  • C:ユスフ・ヌルキッチ

細かいポジションのことはさておき、ブレイザーズはリラード、マッカラム、パウエルのガードを3人並べると、サイズによるミスマッチが生じてディフェンス面の不安がぬぐえません。

その点、ハリスが加わればリラードとパウエルのサイズによるディフェンスの不安を解消できるようになります。

シクサーズ
  • PG:セス・カリー
  • SG:CJ・マッカラム
  • SF:ダニー・グリーン
  • PF:ベン・シモンズ
  • C:ジョエル・エンビード

シクサーズはマッカラムの方がハリスよりもスリーのアテンプト数が多く、フロアを広げることができるので(3PA8.9本で40.2%)シモンズとエンビードがいるシクサーズのオフェンスには相性が良さそうです。

特にスリーポイントは全チームにとって脅威になるはずで、2020/21シーズンのレギュラーシーズンのスリーの成功率がカリー45.0%、グリーン40.5%、マッカラム40.2%。

シモンズが開幕までにチームに残るか分かりませんが、仮にいなくなってもエンビードを活かすという意味でもハンドラー兼スコアラーのマッカラムをチームに加えることは良い影響をもたらしてくれそうです。

トレードが成立した場合の両チームのサラリーについて

ブレイザーズにハリスが加わった場合のチームサラリーは、約1憶4,300万ドルになります。これはラグジュアリータックスを支払わなければいけない1憶3,600万ドルを超えてしまうので、700万ドルほどの選手の引き取り先を見つけなければならなくなります。

対してシクサーズにマッカラムが加わった場合は、約1憶3,800万ドルまで下がるので、残り200万ドルを動かせばよくなります。

サラリーの面ではハリスとマッカラムの差し引き分でブレイザーズの方が3年で1,000万ドルほど高くなるので少し苦しい状況になります。

トバイアス・ハリスは効率の良いスコアラー

出典:GETTYIMAGES

トバイアス・ハリスは超大型契約を結んだせいで過小評価されている選手の1人です。

特に昨シーズンはフィールドゴール成功率が51.2%、スリーポイント成功率39.4%、フリースロー成功率89.2%と、あと少しで50-40-90クラブに届くシュート成功率を記録しています。

シクサーズよりもオフェンス時にスペースがあるブレイザーズに移籍した方が、この高いシュート成功率がさらに上がる可能性があります。

ブレイザーズとトバイアス・ハリスのエリア別シュート分布について

出典:NBA.com
出典:NBA.com

これは2020/21シーズンのレギュラーシーズンのエリア別シュート分布です。上がブレイザーズで下がトバイアス・ハリスの図になります。

これを見るとブレイザーズがリム周りやペイントエリアのシュート数が少ないのに対して、ハリスは逆にそこを好んで多くシュートを打っていることがわかります。

まとめ

これまでマッカラムとハリスのトレードの噂を色々な視点から見てきましたが、このトレードは悪くない感じがします。

ブレイザーズはハリスの重たい契約を引き受ける代わりに見返りとして、2巡目指名権やディフェンスが得意な選手してアンドレ・ドラモンド(1年240万ドル)をもらえたらさらに良いですね・・・それは無理か。

今回はこの辺で終わりにしようと思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。また更新します。

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