今回はシクサーズのコミュニティーサイト、『SB NATION』の中から面白いものを見つけたのでピックアップしてみました。
2020年8月2日に発信したもので、「どんな選手もシクサーズにいるとスリーポイント成功率が下がるのに、他のチームに行くと成功率が上がる選手が多い」と現状を嘆く内容です。
ことの発端はマブスに移籍したトレイ・バークがロケッツ戦でスリーを8/10本も決めたためだそうです。
https://twitter.com/dan_olinger/status/1289382951956779010?s=20
シクサーズに移籍してからスリーポイント成功率が下がった選手
- トバイアス・ハリス 43.4% → 33.3%
- ジョッシュ・リチャードソン 35.7% → 32.6%
- アル・フォーホード 36・0% → 34.0%
- グレン・ロビンソンⅢ 40.0% → 28.6%
- アレック・バークス 37.5% → 36.5%
2019/20シーズンからシクサーズに移籍してきた選手達なので、はじめはコンビネーションの問題から成功率が下がるのも致し方ないと思いますが、ちょっと心配になるデータです。
シクサーズから移籍してスリーポイント成功率が上がった選手
- ダリオ・シャリッチ 30.0% → 34.6%
- サディアス・ヤング 30.8% → 35.6%
- JJ・レディック 39.7% → 45.1%
3人ともシクサーズ時代よりも成功率を上げています。特にレディックはペリカンズで大幅に確率を上げています。
成功率が変わらなかった選手
- ローバート・コビントン 39.0% → 33.9%
- ジミー・バトラー 33.8% → 24.8%
データを見るとコビントンとバトラーはスリーポイントだけに限ればシクサーズのオフェンスにフィットしていたことになります。
まとめ
データだけに注目すると、ほとんどの選手がシクサーズにいるとスリーポイント成功率が下がる傾向にあるようです。
ただしフルカン・コルクマズやシェイク・ミルトンのように高いスリーポイント成功率を維持している選手もいるため、シクサーズのオフェンスに問題があるとは一概には言えません。
シーディングゲームやプレーオフでこの問題がすぐに解消されるとは思えないので、オフシーズンに補強したり、シモンズの成長やエンビードのパスの向上など、中長期的な改善が必要になってくるでしょう。
今回参考にしたリンク先とシクサーズ関連のブログです。↓
https://theadmiral50.net/nba/chris-paul-76ers-trade
https://theadmiral50.net/nba/76ers-2013-2020