今回はブレイザーズの2022/23年のシーズンの振り返りと2023年のオフシーズンについて調べていきます。
シーズン前に行なった補強について
- デイミアン・リラード:2年1憶2,200万ドルで契約延長
- アンファニー・サイモンズ:4年1憶ドルで契約延長
- ユスフ・ヌルキッチ:4年7,000万ドルで契約延長
- ドリュー・ユーバンクス:1年190万ドルで契約延長
- ナシール・リトル:4年2,800万ドルで契約延長
- ジェレミー・グラント(ピストンズ):2022年2巡目36位指名権、2025年1巡目指名権(バックス経由)、 2025年2巡目指名権 、2026年2巡目指名権とのトレードで獲得
- ゲイリー・ペイトンⅡ世(ウォーリアーズ):3年2,800万ドルで契約
こうして振り返ってみると、ブレイザーズのシーズン前の補強は悪くない印象を受けます。特にジェレミー・グラントを1巡目1本と2巡目2本で獲れたことには驚きました。
またペイトンⅡ世と契約できたことも長年の課題のディフェンスを向上したいという意図が感じられます。
この時点のブレイザーズの主要なロスターを確認すると、リラード、アンファニー・サイモンズ、ジョシュ・ハート、ジェレミー・グラント、ヌルキッチに加えて、ベンチに7位指名のシェイドン・シャープやペイトンⅡ世などもいて、近年では一番期待感が感じられました。
シーズン最終成績とトレードデッドラインの動きについて
しかし、レギュラーシーズンの最終成績は33勝49敗となり、ウェスト13位でプレーオフに進めませんでした。
オールスター前までは勝率5割近くをキープしていましたが、その後主力のケガも重なって大きく負け越しています。
そのためトレードデッドラインでは、ジョシュ・ハート、ペイトンⅡ世を放出し、代わりにキャム・レディッシュやマティス・サイブルらをシクサーズから獲得しています。
しかし、このトレードデッドラインの動きを当時リラードは快く思っていない様子で、今後のチームとの関係性が怪しくなりました。特にジョシュ・ハートとのやり取りは印象的でした。
Blazers reaction to finding out Josh Hart had been traded…
(via @jaimevaldezpmg) pic.twitter.com/Pd5GB3ejbl
— Guru (@DrGuru_) February 9, 2023
それでは気を取り直してオフシーズンの展望を確認していきましょう。
2023年オフシーズンの今後の展望
- ドラフト指名権について
- グラント、レディッシュ、サイブル、サイモンズの契約について
- トレード獲得候補の選手について
①のドラフト指名権についてですが、ブレイザーズはモックドラフトで見事3位指名権を引き当てました。他にもジョシュ・ハートのトレードでニックスから23位指名権を獲得しています。あとはホークスから獲得した43位です。
この3位指名権に今かなりの注目が集まっていて、3位でブランドン・ミラー(SF)が残っていたらトレードせずに指名すると思われていますが、スクート・ヘンダーソン(PG)だったらトレードするというのが大方の予想です。リラードをトレードするという話もありますが、今のところその可能性は低いのではないかと思っています。
②についてですが、グラントは契約延長に前向きな様子で、恐らくチームに残るものと思われています。レディッシュ、サイブル、サイモンズの中では、サイモンズをトレードすべきとの意見が多いようです。
Ringerのよるとサイモンズは、3位指名権とのセットでトレードされるとみられており、現在トレード先を調査しているようです。
③のトレード獲得候補については様々な噂が流れていますが、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)、ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)、デジャンテ・マレー(ホークス)、OG・アヌノビー(ラプターズ)などの名前が挙がっています。
全員このオフシーズンのFAの選手の中でも注目の選手達ですが、ディフェンスを改善してくれそうな選手ばかりです。リスキーなのはザイオンを獲得するという選択です。ペリカンズがザイオンを出そうと思っているかどうかは今はわかりませんが、ケガの影響で今後も試合に出てくれるかが心配なので、あまりポジティブな印象を受けません。
というわけで今回も参考にしたサイトと関連するブログのリンク先を貼っておきます。最後まで読んで下さってありがとうございました。また更新します。