今回はジャズの2022/23年のシーズンの振り返りと、2023年のオフシーズンについて調べていきます。
シーズン開幕前のトレードについて
ジャズはシーズン前に長年チームを支えたドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアをトレードするという大胆な決断を下しました。これによってしばらくは再建期が続くものと思いましたが、シーズン開幕から1カ月経ってもウェスト1位をキープするなどのサプライズを起こしました。
というわけでまずはミッチェルとゴベアのトレードを時系列で詳しく振り返ってみましょう。
2022年7月:ルディ・ゴベアをトレード
- ジャズ獲得:パトリック・べバリー+マリーク・ビーズリー+レアンドロ・ボルマロ+ジャレッド・バンダービルト+ウォーカー・ケスラーのドラフト権(2022年1巡目22位)+2023年、2025年、2027年、2029年1巡目指名権(TOP5保護付き)、2026年1巡目指名権の交換権
- ウルブス獲得:ルディ・ゴベア
このトレードでゴベア1人に対してジャズが獲得したのは、選手5人+将来の1巡目指名権4本と1巡目の交換権1本というものでした。しかもケスラーがオールルーキーチーム1STチームに選ばれるなどもあって、ジャズにとっては大成功のトレードだったと思います。
2022年8月:パトリック・べバリーをトレード
- ジャズ獲得:テイレン・ホートン・タッカー、スタンリー・ジョンソン
- レイカーズ獲得:パトリック・べバリー
ゴベアのトレードで獲得したべバリーをすぐにレイカーズのテイレン・ホートン・タッカーとトレードしています。
2022年9月:ドノバン・ミッチェルをトレード
- ジャズ獲得:ラウリ・マルカネン+コリン・セクストン+オチャイ・アバジ(2022年1巡目14位)+2025年+2027年+2029年1巡目指名権+2026年+2028年1巡目指名権の交換権
- キャブス獲得:ドノバン・ミッチェル
最後にミッチェルをトレード。これによってジャズは3人+将来の1巡目指名権3本と指名権の交換権を得ています。シーズンが終わってみればエースに成長し、オールスターにも選出されたマルカネンと大量の1巡目指名権を獲得したわけですから、このトレードも大成功だったと思います。しかもこのトレード、トレード先のキャブスもプレーオフに進出したのですから、現段階ではWIN-WINな内容だったと言っていいでしょう。
シーズン最終成績
2022/23シーズンのジャズは37勝45敗でウェスト12位に終わってプレーオフは逃したものの、トレードで獲得した新戦力がしっかり活躍したり、大量の指名権を獲得したりとチームの先行きはかなり明るいです。
マルカネン、セクストン、ウォーカー・ケスラーに加えて、トレードデッドランでウェストブルックの契約を受け入れ、その際にレイカーズの2027年の1巡目指名権も獲得しています。さらにFA市場でクリス・ダンやルカ・サマニッチなども獲得するなど、このチームのプレーオフへの返り咲きは思った以上に早いかもしれません。
というわけでやっと本題の2023年オフシーズンの展望を確認してみましょう。
2023年オフシーズンの今後の展望
- 2023年のドラフト指名権について
- ジョーダン・クラークソンとの関係について
①についてtankathon.comから引用しました。ジャズはドラフトロッタリーで9位の指名権を含む3つの1巡目指名権を持っています。ジャズがトップ4の順位を獲得する可能性は20.2%になるそうですが、この抽選にはセクストンが参加するそうです。ジャズファンはセクストンの強運に期待したいですね。
②のクラークソンとの関係については、契約最終年をオプトアウトしてFA権を行使する場合と、チームに残る場合の2つの可能性がありますが、もうすぐ31歳の彼が2019年に交わした4年5,200万ドル以上の契約を得られるかは不明です。ただ、チームやファンのクラークソンへの信頼は厚いようなので再契約に向けて話が進むことに期待したいです。
というわけで今回の最後まで読んで下さってありがとうございました。また更新します。
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