レイカーズのモントレズ・ハレルは、先日インスタグラムでレイカーズとファンに別れを示唆するような投稿をしたことで、このオフに移籍することが確定的になりました。
そうなればこのオフシーズンには「ハレル争奪戦」となることが予想されます。今回はそんなモントレズ・ハレルについて現在確認できる移籍先候補、ホーネッツ、キングス、マジック、スパーズの情報を追っていこうと思います。
モントレズ・ハレルのスタッツと契約状況
レイカーズでは残念ながらコーチの信頼を勝ち取ることができませんでしたが、ハレルは昨シーズンのシックスマン賞の受賞者であり、まだ27歳という若さなので欲しいチームはたくさんあるはずです。
来シーズンは恐らくレイカーズからは出るものと見られており、本人からしたら自分が活躍できるチームと大型契約を希望するでしょう。つまり移籍先を選ぶ際には大型契約が見込めるという点も含まれるでしょう。
ホーネッツのチーム状況
ホーネッツはラメロ・ボール、マイルズ・ブリッジス、マリーク・モンク、PJ・ワシントンなどの若手選手に加え、テリー・ロジアーやゴードン・ヘイワードといったベテランがチームを引っ張る、現在伸び盛りで将来性に楽しみなチームです。
そんなホーネッツですが、センターポジションの補強が最優先課題になっていて、現在契約中のビズマック・ビヨンボとコディ・ゼラーもこのオフにはFAになります。今回そんな彼らからのアップグレードを図る上でモントレズ・ハレルとマイルズ・ターナーをターゲットにしているようです。
正直なところターナーをペイサーズから獲得するのは難しいと思います。ターナーの契約が2年残っているからです(2年3,600万ドル)。仮に獲得できたとしてもホーネッツ側もトレードでロスターのバランスを崩してしまうような痛みを伴います。
しかしFAのハレルなら上手くいけば移籍金なしで獲得できるというわけです。キャップスペースもゆとりがあります。
キングスのチーム状況
キングスはハレルと同じポジションの選手にリショーン・ホームズやマービン・バグリー、ホワイトサイドなどがいますが、ホームズとホワイトサイドはFAになりますし、選手層も厚くないのでハレルが移籍したら出場時間の問題は解消できそうです。
またデイアロン・フォックスやタイリース・ハリバートンのような速い展開を好む選手とハレルの相性は良さそうです。ただしプレーオフ進出できるかどうかというチーム状況ですので移籍先に選ぶかどうかは疑問が残ります。ホーネッツと比べると移籍先としての魅力は下回ります。
またキャップスペースはというとあまりゆとりがありません。
マジックのチーム状況
マジックもキングス同様、まずはプレーオフ進出を目標とするチームです。ブーチェビッチやゴードン、フォーニエを放出して複数の指名権を得た再建中のチームです。それでもマーケル・フルツやジョナサン・アイザック、ウェンデル・カーターJr、コール・アンソニーなどの若手が順調に成長していけば面白いチームになりそうな期待感があります。
そのためにはまずはヘッドコーチを選ぶところから始めなければなりません。つまり、新しいヘッドコーチを含むフロントがハレルを気に入るかという問題もあります。
またハレルとマジックの共通点を無理やり見つけようとすると、出身地が近いということはプラスに働くかもしれません。ハレルはノースカロライナ州出身で、マジックはフロリダ州なので距離的にはLAよりはかなり近くなります。
ホーネッツ、キングス、マジックを比較すると、やはりプレーオフ圏内のホーネッツが一歩リードでしょうか。
キャップスペースはなんとかハレル1人を追加できるかなという状況です。
スパーズのチーム状況
スパーズはデローザン、オルドリッジ、ゲイ、ミルズとの契約が終わり、リーグで3番目にキャップスペースが空いているチームです。
ただその分チームの戦力は低調化しており、再建真っ只中のチームです。一方で恐らくこれまでのチームの中で一番ハレルに対して好条件を提示できるチームだったりもします。
そこに価値を見出してスパーズを選ぶ可能性もあるのでスパーズも候補のひとつになっているようです。
と今回はここで終わりにしようと思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。
https://theadmiral50.net/nba/2021-06-03-kyle-kuzma
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