2021/22シーズンの中盤までのブレイザーズについて
プレーオフ常連のブレイザーズが今シーズンは2022年1月8日付で14勝24敗のウェスタンカンファレンス12位に沈んでいます。
今シーズンのブレイザーズはオフシーズンに目立った補強はせずに、ほぼ昨シーズンと同じロスターでシーズンを迎えました。
昨シーズンのリーグ終盤と同様にリラード、マッカラム、パウエル、コビントン、ヌルキッチのスターターを固定し、大きな補強といえばビラップスHCの就任とラリー・ナンスJrやコディ・ゼラーを加えたことくらいです。
この補強は堅実と言えば聞こえはいいですが、優勝を狙うための補強かといえばそうは思えません。案の定チームがシーズン序盤で成績不振に陥ると、前任のGMであるニール・オルシェイを解雇しています。
チーム不振の一番の原因はディフェンスが機能していないことです。ディフェンシブレーティング115.3はリーグ最下位、対戦相手のFG%(47.9)と3P%(37.9)は揃って最下位となっています。
そうなるとトレードデッドラインまでに何らかのテコ入れをするはずですが、チームはリラードをトレードしない方針を表明していますし、マッカラムも残すとみられています。
そこでトレードの噂が急浮上しているのが、ヌルキッチとコビントンというわけです。
前置きが長くなりましたがヌルキッチとコビントンのトレードの噂を確認してみましょう。
ヌルキッチとコビントンのトレード情報
その前にヌルキッチとコビントンの契約状況を確認しておきましょう。この2人の契約は今シーズン限り。つまり来シーズンにはFAになるので、動かすとしたら今シーズンはちょうどいい状況にあります。
ヌルキッチのトレード情報
- ブレイザーズ獲得:ドマンタス・サボニス、オシェイ・ブリセット、ケラン・マーティン(2022年1月6日に解雇)
- ペイサーズ獲得:ユスフ・ヌルキッチ、アンファーニー・サイモンズ、ナシール・リトル、トニー・スネル、2024年1巡目指名権
2021年12月21日にnbaanalysis.netから発信された記事なので若干古い情報ですね。ケラン・マーティンが解雇されています。
サボニスをチームに加えるのは至難の業ですが、お父さんがチームのレジェンドということを考えると感慨深いですね。
コビントンのトレード情報
- ブレイザーズ獲得:ジェレミー・グラント
- ピストンズ獲得:ロバート・コビントン、アンファーニー・サイモンズ、ナシール・リトル、 2022年2巡目指名権、 2024年1巡目指名権
次はピストンズからグラントを獲るという案です。グラントも競合が多い選手なので獲得するのは難しそうです。違うカンファレンス同士というのは良いかもしれません。
- ブレイザーズ獲得:ダリオ・サリッチ、2024年2巡目指名権、2026年2巡目指名権
- サンズ獲得:ロバート・コビントン
次はサンズとのトレード情報です。ケガで離脱中のサリッチと2巡目指名権2本をコビントンとトレードするというものです。
サンズがプレーオフに備えてディフェンダーの獲得に動くとしたらない話でもないような気がします。
ただしブレイザーズ側からすると、このトレードで今シーズンの戦力アップできるわけではないので今シーズンを諦めた場合に起こり得るトレードということになります。
ここまでヌルキッチとコビントンのトレード情報を追ってきましたが、ブレイザーズは今シーズン好成績を残せなかったら解体する可能性が高まります。
解体とはリラードとマッカラムの放出を意味します。このデュオが見られなくなるのは悲しいのでシーズン後半でも巻き返しに期待したいですね。
今回はこの辺で終わりにします。最後まで読んでくださってありがとうございます。また更新します。
CJ・マッカラムとトバイアス・ハリスのトレードはかなり良さそう