今年こそニックスがスター選手を獲得するかもという根拠を深掘り

今回はニックスがトレードでスター選手を狙うという、オフシーズンの風物詩のような話をあえて深掘りしていこうと思います。

毎年「今年は誰かスターがニックスに行くかも?」と噂にはなりますが誰も獲得することがないニックス。でも今年は大物スターを獲得するかもしれません。

その根拠はニックスがスター選手だけどケガ明けとか、スター選手だけど年俸が高いといった選手を引き受けてもいいという姿勢でいると噂があるからです。

それでは早速その根拠を確認してみましょう。

本当にスター選手が来ない現状にいよいよ痺れを切らしている

出典:Mark Lennihan/Associated Press

記憶の新しいところでは昨シーズンオフのケビン・デュラントとカイリー・アービングの2人を同時に獲得するのでは?という噂も結局は実現しませんでした。

実現しない理由の一つにチームが長期的に負け続けていることが挙げられます。

近年のニックスのレギュラーシーズンの成績
  • 2016/17 31勝51敗 イースタンカンファレンス13位
  • 2017/18 29勝53敗 イースタンカンファレンス12位
  • 2018/19 17勝65敗 イースタンカンファレンス16位
  • 2019/20 21勝45敗 イースタンカンファレンス13位

https://www.basketball-reference.com/teams/NYK/2020_games.html

これだけ負け続けるとチームに勝ちたいという意識が薄れているように感じられますし、そもそもオーナーやチームが本当にチームを勝たせたいのかどうかも分かりません。

では近年のニックスが何故ここまで低迷しているのかについて追っていきます。

補強に一貫性がない

ニックスの近年の低迷は2013年まで遡ります。

2013年から2017年までフィル・ジャクソンが球団社長を務めましたがレギュラーシーズンの成績は80勝166敗。もちろんプレーオフも逃しています。

この時期にドラフトしたポルジンギスも放出していますし、ヘッドコーチもマイク・ウッドソン、デレク・フィッシャー、ジェフ・ホーナセックの3人もすぐに結果が出ないことを理由に解雇しています。

そんなニックスがこのオフシーズンに狙っているという選手を確認してみます。

ニックスが狙うと噂のあるスター選手達

  • ラッセル・ウェストブルック
  • ジョン・ウォール
  • クリス・ポール
  • ブレイク・グリフィン
  • ビクター・オラディポ
  • アンドリュー・ウィギンス
  • アル・ホーフォード

https://bleacherreport.com/articles/2915424-salary-dump-trade-targets-for-new-york-knicks

この中で所属チームが放出に積極的とされるのが、ジョン・ウォールブレイク・グリフィンクリス・ポールです。

出典:Jason DeCrow/Associated Press

特にジョン・ウォールはケガによって約2年はプレーしていない上に、あと3年1憶3,293万ドルの高額契約が残っているため、ウィザーズは引き取り先があればすぐにでも応じるでしょう。

出典:Tim Fuller-USA TODAY Sports

次に可能性が高いのはブレイク・グリフィン。31歳のグリフィンもケガ明けであと2年7,576万ドルの契約が残っているため、ピストンズとしても引き取り先が見つかれば再建に向けて一歩前進できます。

クリス・ポールがニックスに移籍したらチームを強くしてくれそうな期待感は高まりますが、肝心のニックスがサンダーに対して魅力的なトレードッパッケージを用意できるかが疑問です。

ウェストブルックについては過去にブログに書いたのでそちらをご覧ください。

https://theadmiral50.net/nba/%ef%bd%97estbrook-derozan

ニックスが用意できるトレード材料

続いてニックスがトレードでスターを獲得できる根拠についてですが、ニックスにはロスターのほとんどがトレード要員であるという噂と、豊富なキャップスペース、それと2020年のドラフト指名権が3本あります。その詳細については、

  • R・J・バレットとミッチェル・ロビンソン以外はトレード候補
  • ボビー・ポーティスの1,575万ドルの契約がチームオプション
  • 2020年ドラフト指名権8位、27位、38位の3本
出典:HOOPSHYPE

これらの材料を上手く売り込むことができれば、念願の大物スターをチームに引っ張ってくることができるかもしれません。

しかも2020/21シーズンは短縮リーグによって収入が減り、サラリーキャップが減額することが濃厚です。

お財布事情が苦しいシクサーズ、ウォーリアーズ、ロケッツなどがニックスに対してトレードの要求を飲む可能性は充分に考えられます。

まとめ

ここまでニックスがいよいよスター選手を獲得するのではないか?というテーマで追ってきましたが、ニックスにトレードされるスター選手としては、優勝の見込みが限りなく低いチームに行くことになるので歓迎しない可能性が高いです。

選手とチームがWIN-WINの関係になる条件は、優勝にあまり興味がない選手お金や名声、活躍する場が欲しい選手現在所属するチームに不満がある選手などが望ましいのではないでしょうか?

そうなるとキングスのバディ・ヒールドはニックスに向いていると思います。

そういうわけで次回はバディ・ヒールドのニックスへのトレードの記事を追ってみようと思います。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

今回参考にしたサイトのリンク先です。

https://clutchpoints.com/knicks-do-russell-westbrook-andrew-wiggins-or-john-wall-make-sense/

https://www.yardbarker.com/nba/articles/knicks_reportedly_have_interest_in_trading_for_chris_paul_or_victor_oladipo/s1_13132_33026297

https://bleacherreport.com/articles/2915424-salary-dump-trade-targets-for-new-york-knicks

https://theadmiral50.net/nba/2020-buddy-hield-trade

https://theadmiral50.net/nba/victor-oladipo-trade-3

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