デンバー・ナゲッツが7月7日(日本時間8日)にこれまでアシスタントGMを務めていたカルビン・ブースを新たにGMに昇格させることを発表しました。ナゲッツは前GMであるアルトゥラス・カルニショバスが4月にシカゴ・ブルズのバスケットボール運営部門代表に就任したことで、後任を探していました。
元のニュースのリンクを貼っておきますので併せてご覧ください。↓
今回はカルビン・ブース氏がどんなキャリアを送ってきたのかをまとめていきたいと思います。
選手時代(1999~2009年)
1999年にウィザーズから2巡目35位で指名されたブースは2009年の引退までに7チームを渡り歩き、通算成績は平均4.1得点、 3.3リバウンド、 1.2ブロックを記録しています。
現役時代は約10年を主に控えセンターとしてプレーしたようですね。
引退後(2015~)
「ミネソタ・ティンバーウルブズのフロントで4シーズン(2013~2017)を過ごしています。スカウトとして始まり、最終的には選手人事ディレクターに昇進しています。2013-14シーズンにウルブズ入りする前は、2012-13シーズンにニューオーリンズ・ペリカンズのスカウトとして活動していました。」※NBA.comより引用
ナゲッツアシスタントGM(2017~)
それではブース氏がナゲッツで関わってきたドラフトを振り返ってみましょう。
- 2017年 1巡目13位 ドノバン・ミッチェル(SG)※1
- 2017年 2巡目49位 ブラッコ・チャンチャー(SF)、2巡目51位 モンテ・モリス(PG)
- 2018年 1巡目14位 マイケル・ポーターJr.(PF)
- 2019年 2巡目44位 ボル・ボル(C)
※1 ジャズとのトレードでトレイ・ライルズ(PF)と2017年24位タイラー・ライドン(PF)と交換
これまで3シーズンでモンテ・モリス、マイケル・ポーターJr.らを指名する際のスカウティングに大きく関わっているようです。ブース氏だけが悪いわけではないですが、ドノバン・ミッチェルをトレードしたのは今となってはもったいないですね。
でも将来性のあるマイケル・ポーターJr.やモンテ・モリス、ボルボルなどをスカウティングしてきた功績は大きいですね。他にもサンダーとの2020年1巡目21位とのトレードでジェレミー・グラントを獲得しています。
来シーズンのナゲッツはスターターのパワーフォワードにマイケル・ポーターJr.を出場させるという噂があるため、もしそうならジェレミー・グラントをFAで出ていかせる前にトレードしておきたいところです。このオフシーズンにナゲッツがしなければならないことは、FAのポール・ミルサップ、メイソン・プラムリーとの契約問題に加えて、優勝するためには今のロスターにテコ入れする必要があります。
オフシーズンのナゲッツから目が離せません。
過去に書いたナゲッツのオフシーズンについてとGM関係のブログを貼っておきます。↓
https://theadmiral50.net/?p=406
https://theadmiral50.net/?p=498