先日ミネソタ・ティンバーウルブズはチームのバスケットボール事業の社長であるガーソン・ロサス氏を解任しました(写真の人物)。詳しいことはわかりませんが、職場での不貞行為が原因だと言われています。
そのためチームは後任を探しているのですが、現シクサーズのゼネラルマネージャーであるエルトン・ブランド氏が候補に挙がっているようです。
もともとロサス氏はロケッツ時代に現シクサーズの社長のダリル・モーリーの下で仕事をしていた人物ですが、今回のベン・シモンズのトレードにはそれほど乗り気ではなかったようで、そのせいもあってか現段階でもベン・シモンズのトレードは実現していません。
そんな中、もしエルトン・ブランドがウルブズにフロント入りしたら、これまで決まらなかったベン・シモンズのトレードも進展する可能性が高くなるかもしれません。
今回はそのエルトン・ブランドがシクサーズのGM時代に行なった選手のトレードや契約を振り返って、ベン・シモンズのトレードが実現する可能性を検証していこうと思います。
エルトン・ブランドがシクサーズで行なったトレードと契約
というわけでエルトン・ブランドがシクサーズGM時代に行なった契約関連を振り返ることになるのですが、詳しいことは過去に一度ブログに書いたことがあるのでそれを参考にしていきます。
シクサーズの2013年~2020年までのドラフト・トレード情報まとめ
ベン・シモンズとエルトン・ブランドの関係性については良好なものです。それを裏付ける理由は、2019年7月にシクサーズとベン・シモンズが5年1億7000万ドルの延長契約を締結させているからです。
このオフシーズン、シモンズはシクサーズにいたくないというスタンスをずっと示しているので、もし自分を評価している人物がティンバーウルブズにいるのなら移籍を真剣に考えるはずです。
またダリル・モーリーとエルトン・ブランドの関係性を考えても、両チーム間でトレードが成立する可能性は高まります。
ただし、ウルブズが懸念しなければならないことは、エルトン・ブランドが選手にお金を払い過ぎる傾向があるということです。
ブランドはシクサーズでトバイアス・ハリスに5年1億8000万ドル、アル・ホーフォードに4年1億900万ドルの契約を交わしています。2人とも良い選手なのは間違いありませんが、過払いであることは否定できません。