今回はレイカーズのデローザンをトレードで獲得する場合のパッケージについて触れていこうと思います。
デローザンの移籍先のニュースはたくさん確認できますが、どうも個人的にしっくりこないものが多いのですが、今回のレイカーズのトレード案はレイカーズにとってもスパーズにとっても良い案件に感じられました。
さっそく確認してみましょう。
レイカーズとスパーズのトレード案 ※ブリーチャーレポート
- レイカーズ獲得:デマー・デローザン(サイン&トレード)
- スパーズ獲得:カイル・クーズマ、モントレズ・ハレル、2021年22位指名権
サイン&トレードの場合、両チームにとって有益なトレードであることを意味するのでデローザンのサラリーはクーズマ、ハレルの2人と同じくらいか少し超えるくらいになるのではないでしょうか。
レイカーズはデローザンが加わった場合、キャップスペースに余裕がなくなるのでデニス・シュルーダーを維持できなくなる可能性が高くなります。
それでもデローザンはボールハンドラー兼チャンスメイカーの役割に加えて、レブロンとADに次ぐ第三のスターとして、チームへの貢献が期待できます。
スパーズはクーズマとハレルの加入によってサイズアップとフロントコートの戦力アップが期待できるだけでなく、さらに2021年の22位指名権で若手選手の拡張に投資できます。
これは両チームにとって理にかなっているといった印象を受けます。
今回はさらに深掘りするという意味を込めて、デローザンのレギュラーシーズンのシュート分布とレイカーズのシュート分布と成功率を比較してみます。
デローザンとレイカーズのシュート分布比較
デローザンとレイカーズのエリア別シュート成功率を表にしました。
どちらもレギュラーシーズンのシュート成功率になるのですが、デローザンはミッドレンジとペイントエリアのシュート成功率がレイカーズを上回っています。特にミッドレンジでは10%近く成功率が高いです。
その反面スリーポイントに関しては平均以下の試投数と成功率です。
デローザンの直近3シーズンのスタッツ
スパーズに移籍してからのデローザンはチャンスメイカーとしての素質が開花しました。特に今シーズンは平均アシスト数6.9本のスタッツを残しています。
レイカーズに移籍したら得点は少なくなりそうですが、逆にアシストは増える可能性もあります。
またフリースローの獲得本数と成功率も高いので、オフェンス面においてデローザンは相手チームにとってやっかいな選手でしかありません。
一方ディフェンス面はというと、ディフェンスレーティング115.5とスターターを務める選手の中でもかなり下の方に位置していますが、そもそもスパーズではデローザンをパワーフォワードで起用する機会も多かったので、レイカーズに移籍してガードポジションで起用されれば問題は軽減するはずです。
まとめ
という訳で今回は、レイカーズのデローザン獲得案をデローザンのシュート分布やシュートエリア別の成功率という側面からレイカーズにフィットしそうか調べてみました。
結論はわかりませんが、プレーオフを観ていてもクリス・ポールがミッドレンジのシュートを高い確率で決める様子を見ると、デローザンも活躍できる場面が必ずあると確信しました。
デローザンの移籍先についてはLA出身ということもあってレイカーズは理想的ではないでしょうか。ラウリーとの共闘も見たいですが、ラウリーもレイカーズに加わるのはレイカーズのキャップスペースを考えると難しいのではと思います。
今回はこの辺で終わりにしようと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます。
参考にしたサイトのリンクと関連するブログのリンクを貼っておきます。
https://www.inquisitr.com/6493473/nba-rumors-proposed-sign-and-trade-deal-would-send-demar-derozan
https://theadmiral50.net/nba/2021-07-03-demar-derozan-kyle-lowry
https://theadmiral50.net/nba/2021-06-26-spencer-dinwiddie
https://theadmiral50.net/nba/2021-06-11-montrezl-harrell
https://theadmiral50.net/nba/2021-06-03-kyle-kuzma
https://theadmiral50.net/nba/2021-04-27-heat-derozan-and-kyle-lowry
ブログを書くときに参考にしている本や単純に好きなもののリストです。興味がある方は覗いてみてください。↓
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/3FGV3I0LRXIE5?ref_=wl_share