ブルックリン・ネッツのスペンサー・ディンウィディーは次の移籍先を彼の出身地であるロサンゼルスに決めているそうです。そうなるとレイカーズとクリッパーズに的は絞られるわけですが、現状でポイントガードを必要としているのはクリッパーズよりはどちらかというとレイカーズです。
というわけで今回はディンウィディー獲得のためにレイカーズが提案できる契約内容を確認するとともに、手放さなくてはいけない選手は誰になるのかを探っていこうと思います。
ディンウィディーの契約状況
プレイヤーオプションを行使すると、ネッツ主導でトレード先を探すことになるため、地元のロサンゼルス行きを望んでいるディンウィディーの希望が通らない可能性があります。
また、行使しなければディンウィディーは晴れてFAになることができるだけでなく、1,230万ドルより多くもらえる新契約を交わすことができます。
レイカーズのチーム状況について
2021/21シーズンのレイカーズのチームサラリーに注目すると、シュルーダーやカルーソ、ドラモンド、マシューズ、テイレン・ホートン・タッカー、マーキーフ・モリスなどがいない状況で約1憶2,000万ドル相当になります。
レイカーズくらい収入があればラグジュアリータックスはあまり気にならないのかもしれませんが、それでもディンウィディー獲得ともなればやはりキャップスペースを空けるために誰かがトレード要員となってチームを去ることになります。
その場合、チームの起用法に不満があるとされるモントレズ・ハレルはいなくなる可能性が高いです。※ハレルは2021/22シーズンにプレイヤーオプション。
またカイル・クーズマもより多くの出場機会を得るためにトレード先を探しているとの話もあります。
さらに言うと、ディンウィディー獲得となればFAのデニス・シュルーダーはレイカーズから離れる可能性がありますし、トレードになればコールドウェル・ポープやテイレン・ホートン・タッカーも手放す可能性が出てきます。
レイカーズとしてはクーズマとハレルをトレードして、ディンウィディーと若手選手か指名権を得られればOKでしょうか。
クリッパーズのチーム状況について
クリッパーズはポイントガード過多になっているため、そもそもディンウィディーを必要としていないように見えます。
現在のクリッパーズのガード陣はレジー・ジャクソン(このオフにFA)、ラジョン・ロンド、ルーク・ケナード、パトリック・べバリーなどがいて、しかも上手くいってる印象があるからです。
そうなるとディンウィディーがFAでクリッパーズに行く場合は、あまり良い条件で契約できない可能性があり、次の契約で好条件を引き出したいディンウィディーとクリッパーズは上手くいかないかもしれません。
というわけで今回はディンウィディーの移籍先候補をレイカーズかクリッパーズと予想してそれぞれのチーム状況と比べてみました。
結論としては移籍先はレイカーズが有力であるものの、獲得するためにはキャップスペースを空ける必要があり、トレードでクーズマやハレル、KCP、THTなどがチームを離れる可能性があるようです。
今回はこの辺で終わりにしようと思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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