複数のチームから獲得を熱望されているシカゴ・ブルズのザック・ラビーン。
今回はオフにラビーン獲得を目論んでいると噂される4チームを紹介していきます。
1.ニューヨーク・ニックス
何かと話題の絶えないニックスですが、『ESPN』の記者によると、クリス・ポールやデヴィン・ブッカー、ドノバン・ミッチェルが獲得リストに挙がっているようです。
その中でもザック・ラビーンはサラリーが比較的安いことから本当に獲得しに行くかもしれません。
気になるトレードパッケージは、
- ニックス獲得:ザック・ラビーン(2年$38M)
- ブルズ獲得:将来のドラフト1巡目指名権、ボビー・ポーティス(1年$15.75M)、タージ・ギブソン(1年$9.45M)、ウェイン・エリントン(1年$8M)
ラビーンを獲得できたらもう一人くらいスターをチームに招いて、いきなり優勝は無理でもプレーオフに進めるチーム作りを目指すのも手段のひとつです。
ニックスの保有するドラフト1巡目指名権がモックドラフトで6位になるため、トレードパッケージの目玉になるはずです。再建を目指すブルズにとっては魅力的に映るはずです。
2.ブルックリン・ネッツ
1月15日のシクサーズ戦の後にアービングが語った、「僕とKD(ケビン・デュラント)、DJ(ディアンドレ・ジョーダン)、GT(ギャレット・テンプル)、スペンス(スペンサー・ディンウィディー)、キャリス(ルバート)を補完するためのピースがもう1つ、2つ足りないのは明らか」とチームの戦力不足を指摘した問題以来、ネッツがオフシーズンにトレードで新たに選手を獲得するのでは?という噂が絶えません。
そんなネッツがデュラント、アービングのデュオにもう一人のスター選手を加える場合の候補にザック・ラビーンの名前が挙がっています。
予想のトレードパッケージは、
- ネッツ獲得:ザック・ラビーン(2年$38M)
- ブルズ獲得:スペンサー・ディンウィディー(2年$23.75M)またはキャリス・ルバート(3年$52.5M)、将来のドラフト指名権
アービングとデュラントのデュオにラビーンが加わった場合、期待されるのはアウトサイドシュートです。ラビーンの今シーズンのスリーポイント成功率は3.1/8.1本の38%です。クラッチタイムのシュート成功率が極端に下がるラビーンも、デュラントやアービングがいれば無理にシュートを打たなくても済みます。
デンバー・ナゲッツ
ナゲッツはヨキッチ中心のチームオフェンスのため、ラビーンがチームに加わった場合、彼をキャッチ&シュートに専念させることができ、高確率のシュートが期待できます。
サラリー面だけに着目すると、ナゲッツのギャリー・ハリスとザック・ラビーンがほぼ同額になっているため、ハリス+αでトレードを持ち掛けることができます。
- ナゲッツ獲得:ザック・ラビーン(2年$38M)
- ブルズ獲得:ギャリー・ハリス(2年$39.6M)、2020年1巡目指名権またはボル・ボル
ボル・ボルはケガからの回復具合を確認したうえで判断した方が良さそうです。練習試合での活躍が続くようならチームに残すべきです。
フィラデルフィア・76ers
エンビードとシモンズのデュオが一緒に出場していると、100ポジッション当たり+2.0にしかならないのに対して、2017/18シーズンのレディックがいたときは+14.4で効率が非常に良かったことから、もしラビーンが加われば、レディックほどではないかもしれませんが、フロアのスペースを広げてくれることが期待できます。
76ersのトレードパッケージは、
- 76ers獲得:ザック・ラビーン(2年$38M)
- ブルズ獲得:ジョシュ・リチャードソン(2年$22.48M)、マイク・スコット(1年$5M)+α
さらにザイール・スミスやマティース・サイブルを加えると一気にトレードが成立する確率が高まります。
76ersにラビーンが加わると優勝も充分狙えるチームになりそうです。ディフェンス面のことを考えるとサイブルは残しておきたいところです。
もしトレードが成立するとブルズのユニフォーム姿のラビーンが見られなくなってしまいます。どこのチームに行っても活躍できそうなラビーンの今後に注目です。
今回はブリーチャーリポートのANDY BAILEY氏の記事を参考にしてみました。