ピストンズのGMになったトロイ・ウィーバーってどんな人?

6月18日にデトロイト・ピストンズは公式サイトで新しいGMにトロイ・ウィーバー氏が就任したことを発表しました。というわけで今回はピストンズの新しいGMであるトロイ・ウィーバー氏がどんな経歴を送って来たのか?今後どんな仕事をしていってほしいかということについてコメントしていきます。

もとのニュースのリンクを貼っておきますので併せてご覧ください。↓

https://nba.rakuten.co.jp/news/4303

ユタジャズ時代 2004年~2007年

2003年にジャズはストックトンの引退と、マローンの移籍によって長年出場し続けたプレーオフを逃すチームになっていました。そんな低迷期にスカウト部門のトップを任されていたのがウィーバー氏です。この頃のジャズの代表的な選手はアンドレイ・キリレンコ、カルロス・ブーザー、デリック・フィッシャー、デロン・ウィリアムスなど。つまりウィーバー氏はブーザーやフィッシャーのトレードやデロン・ウィリアムスのドラフトに関わっていたということになります。

それではウィーバー氏がジャズ時代に関わったドラフトを振り返ってみましょう。

  • 2004年ドラフト 1巡目14位 クリフ・ハンフリーズ(F)、2巡目21位 パベル・ポドコルジン(C)※ケガで2シーズンほどでNBAからいなくなった

  • 2005年ドラフト 1巡目3位 デロン・ウィリアムス(G)、2巡目34位 C・J・マイルズ(F)

  • 2006年ドラフト 1巡目14位 ロニー・ブリュワー(SG)、2巡目47位 ポール・ミルサップ(F)

  • 2007年ドラフト 1巡目25位 モリス・アーモンド(SG/SF)、2巡目55位 ハーバード・ヒル(PF/C)

こうして見るとデロン・ウィリアムス獲得だけでなく、2巡目でC・J・マイルズやポール・ミルサップを獲得しているあたりがにくいですね。あとこれはタラレバの話ですが、2005年4位のクリス・ポール、2006年24位のカイル・ラウリー、2007年48位のマルク・ガソルなどを指名できるチャンスがあったのは今となってはもったいなかったですね。デロン・ウィリアムスは素晴らしいPGでしたが後にジェリー・スローンHCとの確執をもたらしたので、代わりにクリス・ポールやカイル・ラウリーを指名できていたらジャズの運命も大きく変わっていたかもしれません。

オクラホマシティ・サンダー(OKC)時代 2008年~2020年

サンダーが本拠地をシアトルからオクラホマシティに移転したのは2008年から。ウィーバー氏は2008年から球団副社長とアシスタント・ゼネラルマネージャーを兼任し、サム・プレスティGMの指示のもと、効果的なドラフトとトレードを連発していきます。そんなサンダーのドラフトとトレードを振り返って行きます。

  • 2008年ドラフト 1巡目4位 ラッセル・ウェストブルック(PG)、24位 サージ・イバカ(PF)

  • 2009年ドラフト 1巡目3位 ジェームス・ハーデン(PG/SG)、1巡目24位 B・J・マレンズ(C)

  • 2010年ドラフト 1巡目 コール・オルドリッジ(C)※ホーネッツとのトレードで獲得、1巡目18位 エリック・ブレッドソー(PG)※トレードで放出

  • 2011年ドラフト 1巡目24位 レジー・ジャクソン(PG)

  • 2012年ドラフト 1巡目28位 ペリー・ジョーンズ(PF)

  • 2012年トレード OKC獲得 ケビン・マーティン、ジェレミー・ラム、2013年1巡目指名権×2(プロテクト付き)、2013年2巡目指名権 ⇔ ロケッツ獲得 ジェームズ・ハーデン、デカーン・クック、コール・オルドリッチ、ラザー・ヘイワード

  • 2013年ドラフト 1巡目12位 スティーブン・アダムス(C)、1巡目26位 アンドレ・ロバーソン(SF)※トレードで獲得

  • 2014年ドラフト 1巡目24位 ミッチ・マゲーリー(C)、29位 ジョシュ・ヒュースティス(SF)、55位 セマジェイ・クリストン(PG)

  • 2015年ドラフト 1巡目14位 キャメロン・ペイン(PG)

  • 2016年ドラフト 1巡目11位 ドマンタス・サボニス(PF)

OKC獲得: ビクター・オラディポ、エルサン・イリヤソバ、ドマンタス・サボニスとの交渉権 

マジック獲得:サージ・イバカ

  • 2017年ドラフト 指名権なし

  • 2018年ドラフト 2巡目57位 ケビン・ハーベイ(SF)

  • 2019年ドラフト 1巡目21位 ブランドン・クラーク(PF)※グリズリーズへトレード

OKC獲得 2019年23位指名権(ダリアス・ベイズリー)、2024の2巡目指名権

グリズリーズ獲得 ブランドン・クラーク

他にも2019/20シーズン前にマブスからのトレードでナーレンズ・ノエル(C)を獲得したり、ポール・ジョージを放出して1巡目指名権5本、ウェストブルックとクリスポールのトレードで1巡目指名権2本、ジェレミー・グラントの放出で1巡目指名権1本を獲得するなど、OKCは常に革新的な補強を行なってきました。そんな組織に約12年もの間アシスタントゼネラルマネージャーとして働いていたウィーバー氏。新天地のデトロイトでの契約期間は4年間。OKCのようにデトロイトを強豪チームに復活させることができるのか。ピストンズの改革から目が離せません。注目していきましょう。

https://theadmiral50.net/nba/2020-06-20

GMといえばこの映画↓

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